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五日目 琴平


2022.5.3


 今日から2022年GWの後半戦がスタートです。今日と明日しか観光はできないけれど、予定はたっぷり計画していますよ。



起床
 7:00、瀬戸PAで起床。昨夜は1時過ぎに寝たので、5時間ちょっとの睡眠時間。普段と同じくらい寝られたので大丈夫でしょう。
 着換えをして、トイレに行って、コンビニで朝食を購入。
 7:40、出発。クマ兄さんはコーヒーです。ペンギン姉さんはアメリカンドッグ。ネコ娘は2列目の席で何か食べてますね。優雅な朝食となったでしょうか。



瀬戸大橋
 倉敷JCTを通過し、瀬戸大橋方面へ。児島ICを過ぎると瀬戸大橋が見えてきました。この近くの水島にクマ兄さんが働く会社の工場があるんだよね。その名も水島工場。あと、瀬戸大橋を渡るといつもお世話になっている会社があるんです。プライベートで渡るの久しぶり。
 8:20、瀬戸大橋を渡り始めます。この橋は車と鉄道の併用橋。電車だと見晴らしがあまりよくないんだけど、車は解放感があって見晴らし良いです。
 ちなみに、鉄道道路併用橋としては世界最長なんだって。
 先まで桁がたくさん立ってますね。全長は12kmもあるらしいですよ。10kmのトンネルは飽きるけど、12kmの橋は飽きないね。



与島PA
 8:30、瀬戸大橋の中間あたりにある与島PAで休憩します。まずは瀬戸大橋を見に行こう。途中のモニュメントがどういう意味なのかよくわからなかったけど、なんとなく立派です。じゃ、築山を登って瀬戸大橋を眺めよう。
 築山から香川県方面を眺める。その先は坂出ですね。ついこの間行ったな、と思ったらすでに四年前でした。瀬戸大橋周辺では小さな漁船がたくさんでて漁をしているようです。
 この水域はコンテナ船もたくさん往来しています。この船達のおかげで輸出入が円滑に行われるんでしょうね。瀬戸大橋の奥に水蒸気が見えたんだけど、あれはコスモ石油の製油所かな?



モニュメントたち
 築山の脇にXのモニュメント。これ、日時計になっているようです。だけど、どうやって見たらいいのかイマイチわからない。
 こちらはケーブルの模型。5.18mmの素線を127本束ねてケーブルストランドを作り、それを234本束ねたものがこのケーブルだそうです。
 このグネグネは本線とパーキングエリアを繋ぐ道。高度差があるので、グルグルしないと車が上がっていけないんですね。



団子
 トイレに行った後、団子を買いました。ネコ娘が食べたいって言うので、一本の串を三人で別けることに。ペンギン姉さんとネコ娘で買ってきてもらう。
 一個が大きい、みたらし団子です。程よく焼けて、柔らかくて美味しかった。今回の旅行も食べ過ぎてしまいそうな予感。

 団子を食べ終えたら出発。



琴平到着
 9:30、坂出料金所を通過。この先は高松道。

 9:40過ぎ、高松道を降り、琴平方面へ。途中のガソリンスタンドで給油しつつ、琴平市街地へ。参道近くの駐車場を探したんだけど、この時間はすでにほぼ満車。ちょっと遠いけどJR琴平駅横の町営駅前東駐車場に車を停める。



 10:10、それでは、こんぴらさんを目指しましょう。
 まずはJR琴平駅前へ。開業は1889年という歴史ある駅です。駅前の広場に車輪のモニュメントがあるので見学しときましょう。
 この車輪は四国鉄道発祥之碑です。四国の鉄道は多度津・琴平間が最初だったとか。多度津駅前にも記念碑があるそうです。あと、この車輪はC58の動輪。昔と今で所要時間はどれくらい違うんだろう。
 では、こんぴらさんに向けて出発。



高燈籠
 1860年に6年の歳月をかけて東讃岐の方々が完成させた日本一の燈籠だそうです。高さ27mもあり、丸亀沖の船もこの燈籠の明かりを見ることができたそうです。


 
琴電琴平駅
 高燈籠の横に高松琴平電気鉄道琴平線の琴平駅があります。この駅は1927年開業。駅の入口には金魚の幟がぶら下がっています。
 1面2線の琴平駅。ここから高松市まで約1時間で行けるようです。結構早いね。車でも1時間くらいかかるんじゃないかな。
 琴電琴平駅の近くの建物。幅が狭すぎると思います。ここ、人は住んでいるのかな?



参道
 10:30、表参道に到着。今日は表参道の入口にある中野うどん学校でうどん打ちを体験予定なのです。まずは入校の手続きをしましょ。
 手続きを終え、入校の準備完了。
 入校すると記念品として中野うどん学校の秘伝帳とめん棒が頂けました。三人分もらっても仕方がないので、一つだけもらって残り二人分はカレーうどんをもらっときました。
 まだ30分くらい待ち時間があるので、表参道をプラプラ歩く。中野うどん学校の系列のお土産屋さんで使える割引券をもらったので、近くの系列店まで行ってみました。でもね、今買うものは無かったです。
 中野うどん学校の額縁の前で開始時間を待つ。わくわくするね。



うどん打ち体験 前半戦
 10:50、教室に案内されました。エプロンをして準備をします。教室の後ろには卒業記念の撮影コーナーがありましたが、まだ誰も撮影してませんね。
 11:00、授業開始です。三人分のうどんの材料が渡されました。これを伸ばしてうどんにするんかね?
 まずは手のひらで潰す。豆腐みたいな形から、油揚げみたいな形になりました。
 次はめん棒で伸ばす。ぐりぐり伸ばす。ここまでは簡単です。
 程よい厚みになったらめん棒に巻き付けて、めん棒を抜く。そして、麺を均等の幅になるように切っていきます。
 この作業は慎重に。幅がバラバラだとゆで上がりに差が出る?そんなことを気にしているのは最初だけ。最後の方は結構雑でした。
 切った麺は手でほぐす。よくラーメン屋さんで見る作業ですね。これにて前半戦は終了らしいです。
 このうどんは卒業後に茹でて食べるようです。楽しみだ。さて、次は後半戦です。



うどん打ち体験 前半戦
 続きまして、小麦粉が入ったボール、厚めの袋、水が配られました。水は塩水だそうです。ボールの小麦粉に塩水を加えて、指を熊手のようにしてグリグリまぜる。すると粉がまとまってきます。
 ある程度まとまってきたら袋に入れる。そして踏む!
 踏む!踏む!音楽に合わせて踏む!疲れたらネコ娘に代わってもらって踏む。ネコ娘が疲れたら、またクマ兄さんが踏む!これをするから厚めな袋なんだね。
 美味しい硬さになったらクルクルまとめます。
 これは袋に入れて寝かす。自宅に持ち帰って、前半戦で教わった方法で切って、茹でて、食べてねってことでした。後日、自宅でうどんにして食べたらすごくおいしかった。自分でフミフミしたうどんはコシが最強に強くて美味しかったです。



昼食
 11:50、別会場に移動し昼食です。前半戦で切ったうどんを茹でて試食します。他に注文しておいた天ぷらも用意してありました。
 おばちゃんがいろいろ教えてくれるんだけど、質問している間に全部やってくれました。ラッキー。
 しばらくすると鍋の上の方にうどんが浮いてきました。これはそろそろ茹で上がったって琴なのかな?
 それではいただきます!太いの細いのといろんなうどんが混ざってますが、手打ちってこういうもんでしょ。
 食べてみるとですね、美味しいのですよ。自分たちで作ったうどんって美味しいね。もっとたくさん食べたいって思うくらい美味しかった。

 12:10、ごちそうさまでした。

 この後、売店コーナーを少し物色して退店。次はこんぴらさん参りです。



こんぴらさんへ
 それじゃあ、こんぴらさんにお参りしましょう。

 12:30、スタート。表参道には右や左にこんぴらさんの碑や燈籠があります。
 さぁ、ここから階段が始まります。左の写真が一段目。ここから御本宮まで785段あるそうです。100段目まではちょっと歩くと到着できそうです。
 最初は快調に階段を上る。10分弱で294段目までやってきました。あと491段だそうです。そういえば、以前来たときはかご屋さんがいたんだけど、今回は見かけないな。と思って調べてみたら、「石段かご」屋さんは廃業してしまったそうです。担ぎ手が居なくなっちゃったんだって。
 すぐに大門に到着。ここから先が境内になるそうです。大門でちょっと休憩しつつ振り返ると、ここでも結構上ってきたなぁって感じになりました。
 大門の脇にある鼓楼です。これも写真スポットとして有名ですね。この中には時太鼓があって、今でも朝夕に打ち鳴らされるそうです。まだ聞いたことないなぁ。



境内
 大門をくぐるとちょっと雰囲気が変わります。参道の両脇には大きな傘をさした売店があります。ここでは加美代飴っていうのを売っているそうです。境内で物を売ることを許可されている特別なお店で5軒しかないんだって。この5軒の飴屋さんを五人百姓っていうそうです。なんと700年も前から加美代飴を売っているんだとか。
 五人百姓を過ぎた後は上り坂が続きます。息を切らせながら登っている参拝客多数でした。
 月琴号(左)とルーチェ号(右)。月琴号は17歳。ルーチェ号は13歳。どちらもご高齢ですね。神馬もお参りできたし、ちょっと休憩もできたのでここから頑張ろう。
 こんぴら狗の像も撫でておく。江戸時代、「こんぴら参り」の袋を首にぶら下げて、飼い主に代わって犬がこんぴら参りしたんだって。ちゃんと家族の元に帰ったとか。それでこんぴら参りする犬をこんぴら狗って呼ぶようになったそう。じゃ、再スタート。
 こちら祓戸社。ここで595段だそうです。あまり参拝する人はいなくて、みんな目の前をスルーしてました。
 本宮へあと少しというところで登場する旭社。1837年に建てられた建物。二万両で建てられたそうです。本宮を参拝した後にここを参拝するのが習わしなんだって。
 旭社の前を過ぎて参道を進む。右の門を過ぎたあたりから一方通行で、御本宮に行く人の道になります。帰りの人は別ルート。
 左の鳥居がある場所は遥拝所。伊勢神宮など全国皇陵諸社を参拝したことにできる便利な場所です。昔は日本中の神社を参拝するなんてできなかったから、こういう便利な場所が作られたのかな。遥拝所の先には石の門柱が立ってます。なんだろう?
 さぁ、御本殿に続く階段です。この階段が結構長い。133段あるそうです。だから百度石っていうのかな?
 結構急な階段です。息が切れるのでマスクを外している人多数。こんなところ、マスクして登る方が無理してるよね。なかなかしんどいですが、ペンギン姉さんも余裕で登り切りました。



御本宮
 13:05、御本宮に到着。汗だくです。そして、御本宮に参拝する人の長い列にびっくりしました。こんぴらさんには何度か来ているけれど、ここまで列ができているのは初めてじゃないでしょうか。
 参拝の列に並びつつ、展望台から讃岐平野を眺める。讃岐富士が良く見えますね。本当の名前は飯野山というそうです。標高は422mほど。
 20分ほど列に並んで参拝の順番を待つ。階段をずっと登ってきたので足がお疲れ気味なのですが、さらに並んで待つのはしんどいなぁ。
 並んで25分、ようやく参拝できました。まぁ、この列に並ぶのもイベントと思えばあまり苦にならないか。



奥社へ
 続いて奥社に向かいます。ネコ娘が小さいころだったら絶対に行かなかったであろう奥社。今ではペンギン姉さんもネコ娘も奥社へ行くのも計画のうちでしょ?って顔で歩き出します。強くなったもんだ。
 奥社まで行こうという人は全体の10分の1くらいかな。グッと人が減りました。右は常盤神社。武雷尊(たけいかづちのみこと)が御祭神です。神話、天孫降臨にも登場する武勇の神様だそうです。
 こちらは白峰神社。崇徳天皇が御祭神です。崇徳天皇は第75代の天皇なので実在した人ですね。保元の乱の後、讃岐に移住したそうです。
 こちらは菅原神社。菅原道真命が御祭神です。こんなところにも菅原道真が祀られているんですね。
 途中に東屋があったので休憩。水分を補給します。もってきたお茶が美味しい。そして、軽くなってうれしい。10分ほど休憩して出発。奥社まではもうちょっと。
 14:00、厳魂神社(奥社)に到着。ここが最終目的地です。ここには結構人がいますね。ここまでは1,368段あるそうです。ちょうど1時間半で到着。標準的なタイムのようです。
 それでは奥社へ参拝します。その後、御朱印をいただきました。皆さん、ここから1時間半かけて下山しなければならないので、充分に休憩しているようです。
 ハーハーしながら登ってくる人達に心の中で「がんばれ~」と応援しつつ、テクテクと下山していきます。白峰神社には奥宮をでて20分で到達。
 御本宮には30分で到着。下山は早いね。足がプルプルし始めているけれど。



御本宮
 14:30、御本宮に到着。この時間も参拝者の長い列で混雑しています。早くコロナが収まると良いですな。
 ネコ娘がおみくじやりたいって言うんで、やってみましたよ。開運こんぴら狗みくじっていうそうです。
 おみくじの結果は忘れてしまったけれど、金色の狗のお守りがついてきました。これを持っていれば開運間違いなし。
 今日は天気が良いので御本宮の横の御神木が映えますね。楠だそうです。
 14:40、旭社まで降りてきました。この辺りは一方通行なので登ってくる人はいないのです。
 旭社の脇にある水がめに一円玉をそっと置いて、その一円玉が浮くと願いが叶う?というものがあります。三人でトライして、三人とも成功。こりゃ、良いことあるな。


 このあと、旭社を参拝して下山。
 14:45、五人百姓のところまで降りてきました。この辺りは階段も緩やかで降りるのが楽です。この辺りは上りの人とすれ違うので、人が多い。
 大門と五人百姓です。ここで売っている飴、美味しいって噂だけどどれくらい売れるのかな?クマ兄さんは買ったことないですよ。



ソフトクリームで一息
 15:00、表参道まで降りてきました。帰りは奥社から1時間。やっぱり下りは早いね。ご褒美としてソフトクリームを食べようと思います。
 このお店は中野うどん学校の系列店なので、クーポン券でおいりがサービスになりました。おいりっていうのはソフトクリームにくっ付けてあるサクサクのお菓子のことね。300円でした。ネコ娘はコーンが好きじゃないのでカップでいただきます。美味しい。



金毘羅街道
 駐車場へ戻るルートとして金毘羅街道を歩いてみました。商店街になってます。あまり変わったものは無かったけれど、タクシーの天井に載っている行燈がうどんでした。



津嶋神社
 琴平駅の横の町営駅前東駐車場を出発。次の目的地は海岸沿いです。40分ほどドライブ。その間、ペンギン姉さんとネコ娘は爆睡でした。

 16:25、津嶋神社に到着。駐車場は予讃線の反対側にあります。
 のんびり歩いて津島ノ宮駅の横を通り抜けていきます。ちなみに、この津島ノ宮駅は臨時駅。8月3、4、5日しか営業しないそうです。日本一営業日数の少ない駅なんだって。この予讃線、クマ兄さんが若かりし頃、新居浜まで出張に行くのにここをよく通ったんだよなー。
 予讃線を渡ると津嶋神社があります。ですが、ここは遥拝殿。本殿はここにありません。遥拝殿を参拝しましょ。御朱印ももらっておく。
 遥拝殿の脇から海岸の方へ行くと「つしまばし」という橋が架かっています。が、渡れないように穴が開いてる。本殿はこの橋の先の津島にあるのです。確かに見えるね。8月3、4、5日の夏季大祭の期間中だけ本殿に参拝できるんだって。この時の為に津島ノ宮駅はあるのです。御祭神は素戔嗚命。



一鶴 中府店
 丸亀に来たら一鶴の骨付鶏でしょう!ってことで、中府店にやってきました。到着したのは17時くらいだったのですが、長い列ができています。予約はできないので整理券をもらって順番待ちしないといけません。回転はソコソコ早く1時間くらいで入店することができました。
 サラダを頼みつつ、骨付鶏を待ちます。
 注文して25分ほどで骨付鶏が運ばれてきました。左はネコ娘が注文したひなどり。柔らかくて食べやすいんです。右はクマ兄さんとペンギン姉さんが注文したおやどり。硬いんだけど、味も濃い。クマ兄さんはおやどりの方が好きなのです。硬くて噛み切れないから、切れ込みを入れてくれるみたい。
 キャベツはサービスです。鶏の脂をつけて食べると美味しい。ペンギン姉さんとネコ娘はむすび(スープ付)を注文してました。このおにぎりに鶏の脂をつけて食べると旨いんだよなぁ。
 クマ兄さんは贅沢にとりめし(スープ付)をいただきました。これも美味しい。硬いおやどりにかぶりついて大満足です。
 今日はいっぱい歩いて、いっぱい食べて大満足ですね、と満面の笑みを浮かべているクマ兄さんでした。



丸亀ぽかぽか温泉
 19:30、今日のお風呂は丸亀ぽかぽか温泉です。入浴料は630円と銭湯並みの値段。でも、天然温泉だそうです。さっぱりすっきりして、あとは寝るだけ。

 さて、今日のお宿は道の駅ことひき。40分ほどドライブして到着しました。


 
道の駅ことひき
 21:15、お宿でクマ兄さんは軽くお仕事しました。このとき、ペンギン姉さんとネコ娘は布団の中でスマホで遊んでます。やること無いなら早く寝ようね。明日は早起きですよ。
 まっくらな道の駅の駐車場にポワッと光るトイレ。夏は虫が多そうだ。今日は大丈夫でした。右は駐車場なんだけど、街灯が無いから真っ暗です。車中泊仲間以外に、若者たちが集まったり、おしゃべりしたりでちょっと心配だったけど、すぐにいなくなって安心。

 22:00、就寝。おやすみなさい。



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