新規サイト005


二日目 高知


2018.8.13


 本日は高知を楽しみます。カツオのたたきを食べたくなって高知を日程に組み込みました。自分で焼くよ!予約してないから、待ち時間必要かもしれないけど。



起床
 5:50、起床。南国SAは県外ナンバーの車中泊カーで一杯です。そういえば、以前、道の駅南国風良里で車中泊しようとして、駐車場が満車で泊まれなかったことがありましたな。高知は車中泊の人気が高いんかね。

 いつも通り、トイレに行って洗顔、車に戻ってペンギン姉さんとネコ娘を起こす。着替えて、後部ベッドを座席に戻し、出発の準備を完了させる。

 6:35、出発。



桂浜へ移動
 午前中は桂浜に行こうと思います。桂浜到着が遅くなると、周辺は渋滞するし駐車場待ちが発生しちゃうので。わたくし、クマ兄さんは駐車場待ちが嫌いなのです。時間がもったいない。

 南国SAを出発したら、すぐに高速を降りる。桂浜に向かって走る途中、コンビニで朝食を購入。すぐに出発。旅先での朝食はヨーグルトが多い。
 もうすぐ桂浜、というところで渡る浦戸大橋。1972年に完成した橋で、高さが50mもあります。アクセルを吹かしながら頑張って登る。見晴らし良いんだけど、金網が無ければなぁ、といつも思う。



高知県立坂本龍馬記念館
 7:15、桂浜近くにある高知県立坂本龍馬記念館に到着。駐車場に車を停める。一番乗り!駐車料金無料のようなので午前中はここにずっと停めておこう。

 さて、9時オープンのようなので、しばらくここで待機。そんな時は・・・ネコ娘には夏休みの宿題をやっててもらいます。後部座席でお勉強。ペンギン姉さんはお守り。

 じゃ、クマ兄さん一人で桂浜でも散歩してこようか。二人に行こうよぅって誘ったんだけど、暑いからイヤって断られちゃったよ。



桂浜
 一人で坂本龍馬記念館を出発。椿の小径という遊歩道を降りていく、まだ、観光客の車の渋滞は始まってないので県道を歩いても良いんだけど、椿の小径の方が近いっぽい。
 龍馬像の手前に展望台がありました。今日はいい天気だ。坂本龍馬や武市半平太、中岡慎太郎らもここを散策したかな?
 8:20、坂本龍馬像に到着。この時間でも観光客は結構います。みんな動き出すの早いね〜。「おーい、龍馬」や「竜馬がゆく」を若いころに読みふけったのを思い出すねぇ。
 桂浜に降りてみました。ここは昼間も良いけど、夜に月見するのも良い場所なんだって。名月酒供養という宴会も行われるとか。そういえば、「おーい、龍馬」でもここで酒盛りするシーンがあったね。
 まだオープンしてないけど、桂浜水族館もあります。ネコ娘が小さい時に連れてきたなぁ。



海津見神社
 桂浜の奥へ遊歩道が続いているので行ってみる。桂浜は潮の流れが速いので遊泳禁止。泳ぐところではなく眺める浜なのです。
 桂浜の奥に神社がありました。階段があるので上ってみる。海津見神社(わたつみじんじゃ)というそうです。
 海津見神社のお社です。別名、龍王宮。御祭神は大綿津見神(おおわたつみのかみ)。桂浜を見下ろす場所にあります。ここは御朱印帳はもらえないな。
 海津見神社から桂浜を眺める。良い眺め。桂浜って土佐五代藩主、山内豊房公が命名したっていうことだから、龍馬たちも桂浜って呼んでたはず。
 この桂浜からワシントンまでは11,000km、パリまでは9,600q、キャンベラまで7,800km。ワシントンだけ行ったことあるな。
 賽銭箱がちょっと変わった形。石橋らの上に小さな社があって、柱には早高神って刻んであります。別の神様?

 8:30になったし、そろそろ車に戻ろうか。来た道と違う道を使って戻る。海津見神社近くから坂本龍馬記念館に戻れるようだ。急で狭い歩道だったけど、時間短縮にはなったかな。



高知県立坂本龍馬記念館に入館
 9:00、高知県立坂本龍馬記念館へ行きましょう。ネコ娘も夏休みの宿題は、今日の分完了してみたい。

 桂浜には何回か訪れているんだけど、坂本龍馬記念館は初めて。2018年4月にリニューアルオープンしたばかりだそうです。出来立てほやほやです。
 こちらはアルファベット掛軸。ジョン万次郎が河田小龍に贈った掛け軸。右下にはジョンマンというサインがあります。ジョン万次郎が書いたのかな。
 左は龍馬の手紙。日本で最初の新婚旅行の記録を書いたもの。霧島に登山したときのことが書いてあって、霧島つつじが咲いていることとか、サカホコが動くとか、火山の跡があるとか、そんなことが書いてあります。

 右は幕末活躍した偉人達。外国人だと咸臨丸の技術アドバイザーとなったアメリカ海軍軍人のブルック大尉やジョン万次郎ら5人を鳥島から救出した捕鯨船ホイットフィールド船長。日本人なら勝海舟。この時代はすごい人がいたもんだ。
 渡り廊下を渡って本館へ。さっきまで見学していたのが新館らしい。ここには高知県にある、幕末関連のミュージアムが紹介されてました。
 本館の端の方にガラス張りのエリア。その先に森があります。そこが浦戸城跡。ここ高知県立坂本龍馬記念館のすぐ横が浦戸城跡なのです。戦国時代に長曾我部元親が居城としていた城。四国を統一した長曾我部元親がここに住んでいたとは。ゲーム、信長の野望で有名な武将ですね。
 龍馬が殺害された近江屋が再現されていました(左)。龍馬はここで何者かに殺害されたのです。ほぼ即死だったとか。誰が犯人なのか、いまだ解明されていない謎。
 そんな龍馬と一緒にパチリ。ネコ娘よ、もう少しポーズを取ろうよ。
 こちらスタンプコーナーならぬ、名刺コーナー。龍馬の文字が66個、シールになってます。これを使って名刺を作っちゃおう、というコーナー。三人ともしっかり作ってきましたよ。
 坂本龍馬記念館からは太平洋がとてもきれいに眺められます。海の見えるぎゃらりい(左)はエアコンの効いた室内から快適に景色を眺められますが、柱がちょっと邪魔。屋上の展望台に上がると遮るものが無く(右)、景色は最高だけど暑い!ものすごく暑いのですぐに室内に避難しました。
 最後に幕末写真館で龍馬と記念撮影。龍馬って31歳で亡くなったんだね。あっという間に龍馬の年齢を過ぎてたよ。

 見学は2時間弱。坂本龍馬好きにおすすめな記念館でした。



土佐タタキ道場
 11:00、土佐タタキ道場に到着。今日はここでカツオのタタキを食べたいのです。が、結構混んでます。以前来たときはここまで混雑してなかったんだけどなぁ。とりあえず受付をして、順番が回ってくるのを待とうと思います。待っている間は隣のお土産屋さんでお土産を物色。かつお生節とか文旦のお酒などを購入。試食もあって待ち時間も楽しめました。
 11:35、意外と早く順番が回ってきました。それじゃ、三人揃って入店。

 お店に入ると、スタッフさんに導かれて、冷蔵庫でカツオの柵を選びます。適度な大きさに切ってもらって串に差します。
 では、焼くよ!

 かまどに藁を敷き、カツオをセット。そして、藁に火をつけてもらって火でブワッと焼きます。
 割としっかり表面を焼く。でも、焼いている時間は1分ほどなので焼けるのは表面だけ。
 すぐにおっちゃんのところに持っていくと、カツオを切って盛り付けてくれました。あの小さい包丁で切るのが、タタキをきれいに切るコツなんだろうか。
 はい、出来上がり〜。藁で焼くと藁の香りがカツオに移り、焼き過ぎないというメリットがあるそうです。うん、すごくおいしそう。
 11:40、それではいただきます。カツオのタタキはほんのり暖かくてすごくおいしい。スーパーで買ってくるカツオのタタキは冷蔵庫で冷やされてキンキンに冷えてるからね。ポン酢や醤油、塩などでいただきます。塩で食べるのがお勧めかな。
 ご飯はあっという間に完食してしまいました。



長宗我部元親像
 土佐タタキ道場から再び西へ、浦戸大橋を渡って長宗我部元親像にやってきました。駐車場に車を停めると、すぐわきに馬防柵。これは馬や兵の侵入を防ぐもの。長宗我部軍が浦戸城に立てこもった本山茂辰軍を封じ込めるために、若宮八幡宮前から海岸線まで築いたそうです。
 そして、右が長宗我部元親像。一度は四国を統一する者の豊臣秀吉に打ち負かされ、土佐一国の主となったあと、豊臣秀吉の臣下になった人。賛否両論あるようですが、クマ兄さんは好きですよ。



山内神社
 13:00、山内神社にやってきました。一応、山内神社にも駐車場があったようですが、よくわからず近所のコインパーキングに停めてしまった。最低金額で済むように急いで参拝しよう。というときになって、ネコ娘がグズグズ言うもんだから、クマ兄さん激怒。お説教の為に時間を費やしてしまった。

 急いで山内神社へ。途中、ニワトリ?の案内を見かけました。坂本龍馬誕生地を示しているようです。今日は行かないけど。
 高知市内なのに木々が生い茂る参道を歩く。鳥居をくぐると右手に山内会館。お葬式などを行う会社らしいですが、神社でお葬式ってやるんだっけ?
 手水舎でお清め。この手水鉢は明治五年に寄進されたもの。この神社は歴史深いのです。そして、西神門ををくぐる。
 西神門を抜けると社殿があります。御祭神は山内一豊以下、歴代の土佐藩主を祀っています。山内一豊は1601年に長宗我部氏に代わって領主となった人。立派な人ですが、カツオを刺身で食べることを禁じたという逸話もあります。食中毒を気にして、とか贅沢をさせないためとかいろんな理由がありそうですが。その結果、カツオのタタキが生まれたという話にもなるらしい。
 そして、こちらが容堂公の座像。「酔えば勤皇、冷めれば佐幕」と言われたり、幕末の四賢候とも言われたり。幕末をうまく乗り切ろうとした土佐最後の藩主。プライドが高かった人のようですね。



 土佐の勉強ができて良かったねー、と言いつつ急いで駐車場へ。駐車料金上がらないで〜。結果、間に合いました。



高知市内
 次のスポットへドライブ。高知市内を縦断。とさでんの路面電車を眺めつつ走るのは楽しいね。
 ある交差点でローソンのカフェを発見。中が見れなかったんだけど、ローソンで買った品物を食べられるっぽい。こんなお店あったんだ?



沢田マンション
 13:45、高知市の北部にある沢田マンションに到着。ここはオーナーである沢田さんが独自に建設したマンション。観光客用の駐車場は無いので近くのヤマダ電機の駐車場に車を停めさせていただきました。
 外観はちょっと変わったマンション。オーナーである沢田さんは鉄筋コンクリート建築を手がけたことのない素人らしいのですが、1971年から少しずつ工事をしてここまで作り上げたそうです。右の黒い塊は発動機。1971年、この発動機で製材機を動かし、発電機を動かし、地下水をくみ上げるポンプを動かしたそうです。
 外観を見学していたら、内部を見学している数組のグループがいました。ちょっとだけなら見学しても良さそうです。二階まで直接上がれるスロープ、裏側に行くとさらに上の階に上がれるスロープ。迷路のような作りです。違反建築物という指摘もあるようですが、なかなか人気のマンションなんだって。



土佐神社
 14:15、土佐神社にやってきました。土佐一ノ宮であり、一言主神や味鋤高彦根神が御祭神です。
 境内に入ると朱塗りの鼓楼がありました。1649年に建てられたもので、国の重要文化財。屋根は入母屋造で柿葺。内部に太鼓があって時を知らせます。
 では拝殿へ。拝殿の前にある小さな建物が拝の出というらしい。平成21年、ここで大河ドラマ「龍馬伝」のロケが行われたんだって。では、拝殿に入ってみよう。
 土佐神社では拝殿に上がることができます。靴を脱いで拝殿に上がり、お賽銭を入れて参拝をする。その後、拝殿をじっくり観察。柱や梁など、木材が素のままですな。色を塗ったりしてない。素木造というんだって。
 参拝後、社務所にいって御朱印をもらう。御朱印帳に書いてもらっている間、しばし休憩。
 続いて社殿のまわりを一周回ってみる。拝殿を眺めつつ、左側を抜けていくと西御前神社があります。福徳円満の神様だそうなので、良いことありますように、と祈願しておく。
 社殿の裏の森に入る。大きな木がありまして、これが御神木かな?杉の木ですね。
 さらに進むと礫石というものがありました。大昔、土佐大神の鎮座地を決めるために投げたと言われる石。学術的には珪石なのだそうですが、この地は蛇紋岩の地層なので不思議なものなんだとか。
 社殿の横に戻ってきたら、輪抜け祓所というのがありました。これは杉の切り株で、本殿の西北にあった御神木を切ったもの。樹齢八百年ほどの杉の木でしたが、倒木の恐れがあったので伐採したそうです。その御神木の根元の部分を輪にして茅の輪のようにくぐるようにしたんだって。じゃ、茅の輪と同じ手順で回っておこう。
 末社として厳島神社がありました。池の真ん中に社があります。お参りしてこよう・・・と奥まで行ったら蚊が多い。急いで逃げろ〜。 

 土佐神社も社殿のまわりにいろいろイベントがある神社でした。拝殿を参拝するだけの神社より楽しみがあっていいよね。
 次に行こうと思って車を走らせたら、楼門がありました。かなり立派な楼門なので、クマ兄さんだけ車を降りて写真撮影しときます。この楼門は山内忠義(二代藩主)が建立したものだそう。これも国の重要文化財に指定されています。周りはアパートに囲まれているけれど、楼門はとっても立派だ。



桟橋通五丁目
 再び高知市を縦断し南へ。桟橋通五丁目駅。ちょうど車庫から路面電車が出てくるところでした。高知のとさでんは路面電車が頻繁に走っててすごいね。クマ兄さんが住んでいる富山県の射水市にも路面電車が走っているんだけど、ちょっと寂しい感じなんだよね。



酔鯨酒造
 15:15、高知市南部にある酔鯨酒造に到着。酒蔵見学もしたかったんだけど、今日はやってないみたい。まぁ、試飲ができて、お土産が買えれば良いのですが。
 駐車場に車を停めようとしたら、ちょっと狭い。うちのリラックスワゴンではUターンが厳しい。何度も切り返して車を駐車したら、近所のおじさん?にどこから来たの?って声を掛けられました。富山って言ったら驚いてたね。
 では、直売所に行ってみる。
 直売所に入ってみるとお姉さんが一人で待機してました。クマ兄さんは試飲できないのでペンギン姉さんが調査します。いろいろ飲ませてもらって、おススメを聞いたりして純米酒と梅酒を購入。なかなか美味しいそうですよ。自宅で飲むのが楽しみです。



高知出立
 酔鯨酒造で高知観光は終了。酔鯨酒造近くのスーパーで夕飯のおかずを買って、炊飯器をセット。そして明日に向けて高知を出発します。

 三度、高知市を縦断し北上。高知ICから高知道で香川を目指します。途中までは快調だったんだけど、南国ICを過ぎ、山岳地帯に入ってくると渋滞してしましました。夏休みだから混雑しているんかねぇ。
 途中から車線が減っちゃったよ。何があったんかね?この車線減少の為に渋滞が発生していたんだね。しばらく進むと、左手に崖崩れがありました。崩れた土砂で高速道路が崩壊してるじゃん。7月の豪雨で崩落しちゃったんだって。
 崩落地点を過ぎると一気に車が減り、快適に走れるようになりました。車線減少で流れが悪くなって渋滞してたんだね。
 18:05、馬立PAで休憩。高速道路を走っている車は少ないけれど、PAは満員御礼。みんな長時間の渋滞でトイレに行きたくなったかな?

 トイレを済ませてすぐに出発。
 18:20、川之江東JCTを通過。高松方面へ。さらに、川之江JCTを通過して瀬戸大橋方面へ進みます。



与島PA
 19:00、与島PAに到着。ここからは瀬戸大橋がよく見えます。ライトアップされているので、とてもきれい。夕焼けで瀬戸内の島々が浮かび上がっている様子もなかなかです。仕事で瀬戸大橋を渡るときは、いつも新幹線の時間に追われているので与島PAに降りたことなかった。もったいないねぇ。
 では、与島PAで夕飯とします。酔鯨酒造訪問後に立ち寄ったスーパーで買ったお惣菜をおかずにします。揚げ物ばっかりだけど、三人で1,000円以下に抑えられるから長期旅行時はお財布にやさしいですな。



岡山へ
 20:00、与島PAを出発。瀬戸大橋の橋桁がライトアップされてました。夜の瀬戸大橋もいいね。


 
ぽかぽか温泉
 今日のお風呂は岡山市内にあるぽかぽか温泉。スーパー銭湯風なのに420円と安いのです。国道からの道が分かりにくかったけど、お風呂は大満足でした。



 入浴後、ネコ娘を後部ベッドでいつでも寝られる体制にして、井原市の方へ軽くドライブしつつ、ドライブに飽きたら山陽道→岡山道を走って総社PAまで移動。

 24:00ごろ、総社PAで車中泊。お休み〜。



一日目 三日目
丸亀・高知・高梁 に戻る



クマ兄さんの部屋 に戻る

旅の記録 に戻る