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二日目 与那国島前半戦


2016.12.24




 二日目。今日も飛行機に乗ります。そしてようやく目的地に到着できるのです。今日の目的地は与那国島。レンタカーは明日一日借りる予定でしたが、ちょっと予定が変更になったので、与那国空港に到着したらすぐにレンタカーを借りることにしました。一日長く借りるのでちょっと費用がかさみますが、今後一生与那国島には来れない可能性が高いので、出費を後悔しても、やれなかったことに後悔しないよう頑張っちゃいます。旅行バンザイ。



出発
 6時起床。まずは会社PCを起動させて約30分お仕事。メールでいろいろ指示を出し、今日の分は完了。その後、ペンギン姉さんとネコ娘を起こし、着替えて荷物をスーツケースに入れて出発の準備完了。

 今日は朝一で空港に向かわなければならないので、急いでロビーに降りる。7時から朝食の時間です。東横インはロビーで朝食。お馴染みですね。

 野菜モリモリ、イワシのレモン煮、レンコンの煮物、島豆腐などがありました。ご飯は混ぜご飯。東横インの朝食は昔に比べて改善したよね。ライバルが多いからかな。
 
 食後、爪楊枝を使っていたらトラブル。歯がかけた!?ゴリッと10mmほどの塊が前歯から取れました。でも、なんかおかしい。再度爪楊枝を使うともう一つ5mmくらいの塊が取れた。もしかして歯石???とりあえず歯は痛くないので、取れる部分は爪楊枝でとってきれいにしておく。
 後日、歯医者で見てもらったら立派な歯石とのこと。そして歯周病ですって・・・。虫歯は一本も無いのに。約半年かけて歯周病の治療を行うことになったのでした。
 8:00、東横イン石垣島を出発。明後日からまた宿泊するよ。

 東横イン石垣島からバスターミナルに行く途中の道には、海運会社の事務所がいくつかありました。どの会社も玄関前でラジオ体操をし、安全操業の声掛けをしていました。どこの会社もやるんだねぇ。
 バスターミナルへの道中、ぱいーぐるにご挨拶。ペンギン姉さんとネコ娘の寸劇付き。

 その後、閉店している朝の飲み屋(右)を眺めながらバスターミナルへ歩く。スーツケースを引っ張っているのでゆっくりゆっくり歩きます。
 8:15、バスターミナル着。8:30発のバスに乗るつもりだったけど、8:15発に乗れそうなので、急いでチケット売り場で往復チケットを購入してバスに乗り込む。片道40円お得になるバスチケットです。往復×3人で200円ほどお得になるのです。

 9:00、南ぬ島石垣空港着。



南ぬ島石垣空港
 まずは1Fの到着ロビーへ。ここからチェックインカウンターに向かいます。また来てね〜、とかクリスマスのパネルとか・・・やっぱり観光地なんだねぇ。

 ではすぐに琉球エアーコミューター(RAC)のチェックインカウンターへ。RACはJAL系の航空会社。クマ兄さん家は普段はANAばっかりなので、JAL系は久しぶり。マイレージカードも持ってるけど、ほとんど溜まってません。でも、与那国島はRACしか就航していないので選択の余地なしです。
 チェックインして、スーツケースを預けて、身軽になったところで到着ロビーにあるお土産屋さんを見て回る。右は波照間島のもちきび。今回は波照間島に行けないけれど、いつか行ってみたいなぁ。
 昨夜記念撮影した横断幕の前にあるクリスマスツリー?の前で今日も記念撮影。今日はネコ娘がとっても素直です。
 ちょっとだけ時間があるので展望デッキへ行ってみました。なんと!全然飛行機がいない。まだ、どこからも飛んで来てないようです。がっかりして滞在時間約1分で撤収。
 空港内にある自販機を見ると、沖縄限定の図柄が書かれたコーラを発見。小さい缶でたぶん250ml。でも、値段は120円で、350ml缶と同じ値段でした。
 到着ロビーには水槽があって、石垣島の海を再現しています。右は小さいけどシャコガイ。
 ウミシダの仲間にミノカサゴ。
 RACのチェックインカウンター付近ではJAL系の便のチケットを持っているとくじ引きができました。お菓子とかシールがもらえました。



搭乗待合室
 9:50、手荷物検査を受けて搭乗待合室へ。待合室は大きいんだけど、今のところ搭乗客はまばら。
 10:00、ピーチアビエーションのA320-200が着陸してきました。関空から飛んできた便のようです。一日一往復しているみたいですね。ANAも関空と結んでるけど、競合しないんかな?
 お!?ブルーのカートがいるぞ?と思ったけど、よく見たらANAの機材ではなく、JAL系のJTAのカートでした。ジンベイザメの柄になっているみたい。

 そうこうしているうちに、海上保安庁のDHC-8-315しまたかも降りてきました。那覇基地所属の機体のようです。



与那国島へ
 10:15、搭乗開始。後ろの席の人が先とか優先順位付けは特にありませんでした。JALのステータスが高位の人は先に乗れたみたいだけど。
 ボーディングブリッジを歩いていくと、窓から遠くにプロペラ機が見えました。地上を歩いていくんだぁ・・・久しぶりだなぁ。14年ほど前にハワイ島に行ったとき以来かな?
 せっかくなので機内に入る前からビシバシ撮影しちゃいます。プロペラ機の搭乗って初めてだし、こんな小さい旅客機も初めて。係りの人も慣れたもので、早く乗れとか全然言わない。どんどん撮ってって感じ。

 ステップもドアと一体型のもので、機内から降ろされてきたものです。ワクワク・・・。




 
 機内は2-2の4列のDHC8-Q400CCです。思っていたより機内はゆったりしてます。もっと天井が低くて、薄暗くてっていう機内を想像していたんだけど。
 Q400CCのCCはカーゴ・コンビの頭文字で、機体後方の貨物室を広げた仕様。貨物輸送にも力を入れるために導入された機体なんだそうです。乗客はぴったし50人乗り。
 シートに着席。このシート、足元が広くてすごく快適。窓際は大人げなくクマ兄さんがゲット。窓からはターボプロップエンジンが目の前に。ブレード6枚が特徴的。
 10:30、ブーンという音がしたと思ったらターボプロップエンジン始動。プロペラがブンブン回ってます。機内ではCAさんが救命具の実演中。この機にはCAさんは一人しか乗っていないみたい。50人乗りだからねぇ。

 そして滑走路へ出て離陸。このときの加速が忘れられない。小さな空港でも離発着できるようになっているんだろうね、急加速して短距離で離陸していきました。普段B737やB767ばっかり乗っているクマ兄さんにはキビキビした離陸が新鮮です。
 離陸して15分後、乗務員手作りのSiMaPをいただきました。与那国島の人口は1,543人だそうです。
 10:50すぎ、もうすぐ与那国島ですよ、という放送が入る。そして、その5分後、与那国島が見えてきた。
 11:00、与那国空港が見えてきました。与那国空港は西側からアプローチして東向きに着陸するのが通常のルートらしく、ぐるりと空港の反対側へ回ります。上空からは遺跡のようなものも見えちゃったり(右)。
 11:05、与那国空港に着陸。与那国空港は2,000m滑走路なので、もっと大きい飛行機も離発着できるはずなんだけどねぇ。JTAが就航していたときはB737だったらしいんだけど、搭乗率が低くて1日1便だったんだって。今は1日3便だから利便性は高そうだ。
 11:05、降機。天気が少し悪いなぁ、残念。でも、DHC8-Q400CCって恰好良いね。

 与那国空港も歩いてターミナルへ。
 到着ロビーに徒歩で移動し、預入荷物が出てくるのを待つ。壁の向こうに荷物が運ばれてきて、ベルトの上に載せられればすぐにコンベアが回って出てきます。乗客の人数も少ないので、あっという間に荷物が出てきました。
 続きまして空港内にある米浜レンタカーへ。ここでレンタカーを借ります。当初の予定では今日は車を借りず、明日一日かけて与那国島を見て回るつもりでしたが、海底遺跡を見る船が12時から夕方へ変更になったので、レンタカーも今日から借りれるように変更しといたのでした。ちゃっちゃっと手続き完了。そしたら鍵を渡されて、空港内の駐車場にあるって。
 空港ターミナルの外に出たら与那国島の碑があったので記念撮影。



昼食
 空港でレンタカーをゲットしたのでレストランか食堂を探しに出発。祖納の集落に入ってみる。が、無いねぇ。ということで、ふくやまスーパーに行ってみるも、お弁当とかパンとかほとんどない。うーん、島の昼食は難易度が高いかもしれない。
 与那国空港を出発して30分後、再び与那国空港に戻ってきました。ここにレストランがあることをペンギン姉さんが見つけていました。

 11:55、与那国空港レストラン旅果報(たびがふう)にやってきました。空港のレストランなんだけど、昔ながらのドライブインのような感じ。店内にはほとんどお客さんがいないのがちょっと気になるけれど、入店してみる。
 店内も外見と同じく普通の食堂。お値段も良心的。みんな注文してまったり待つ。冬季限定メニューにクシティサラダがありました。与那国でクシティと呼ぶのはパクチーのこと。最近、パクチーが流行っているんだって?そういえばパクチーが嫌いなペンギン姉さんが、なんか臭いってずっと言ってるな・・・。
 ネコ娘は珍しく?お子様ランチ。ハンバーグにかかっているケチャップが顔になってる!クマ兄さんとペンギン姉さんは与那国そば。沖縄そば、八重山そば、宮古そば・・・っていろいろあるらしいけど、与那国そばの特徴はわかりません。でも、美味しいおそばでした。



ティンダハナタ
 お腹いっぱいになったので早速観光に出かけます。まず最初はティンダハナタへ行ってみます。

 与那国空港を出て、県道216号線を東へ行き、祖納の集落の手前で看板に従って右折。あとは急な坂を上っていきます。グネグネ走るとティンダハナタ→の看板があって、すぐに駐車場を発見。ここから歩いていくようです。ついでに、今回のレンタカー、ダイハツミラをパチリ。離島のレンタカー屋さんだったけど、割と普通の車が回ってきました。ただ、ミラはトランクが狭い。スーツケース二つでパンパンです。
 駐車場からは遊歩道を歩く。すぐに着くみたい。ヤシの木の根元を歩いていく。ヤシの木を見ると南の島に来たなぁ!ってなるよね?
 ジャングルっぽくなってきた。
 遊歩道を進んでいくと洞窟の入口みたいなものがありました。これがティンダハナタかな?と思ったけれど、イヌガンっていう説明板があったのでティンダハナタじゃない模様。
 ここには漂着した女と犬が住んでいて、後から漂着してきた男が犬を殺して女と夫婦になるが、犬が殺されたことを知って命を絶ったという悲しい伝説があるそうです。女と犬が住んでいたのでイヌガンって呼ばれているそう。
 さらに1分ほど進むと大きな岩が見えてきました。これがティンダハナタかな?岩の下まで行ってみる。
 岩の下にはお墓のようなものもあり、誰かを祀っているようです。その先を見ると祖納の集落が一望できました。うーん、こうやって見るとコンビニは無いな。
 この辺り一帯をティンダハナタと言うっぽい。サンゴ礁の隆起によってできた山で標高は85mもあるらしい。祖納の集落が見下ろせるので、夜景もきれいかも・・・。夜景があれば・・・。
 このえぐれ方、風によって浸食したのだろうか?それとも海中から隆起するときに、この部分だけ浸食された?風が弱ければ雨宿りは十分可能な場所でした。天気が良ければ最高な場所なんだけど、今日はちょっと曇り空で残念。



東崎展望台
 ティンダハナタの次は与那国島の東端、東崎へ行ってみようと思います。カーナビが無いレンタカーなので道が分かりにくいけれど、方角さえあってれば大丈夫だろうという勘で進んでみる。

 そしたら、道路にボコボコが現れました。テキサスゲートっていうんだっけ。ここから先は東牧場ってことだと思います。このテキサスゲートがあると、馬が通り抜けられないんだって。
 テキサスゲートの横に変なバケツが吊るしてあったので、近づいて見てみると、ウリミバエ不妊虫放飼用カゴって書かれていました。ウリミバエって東南アジア原産のハエで、スイカとかキュウリなどウリが好物なんだって。他にトマトやピーマン、パパイヤなども食べちゃうらしい。非常に迷惑な農業害虫だそうです。
 このウリミバエを根絶するために、生後2日目にガンマ線を当てて不妊化した雌のウリミバエを野外に放虫して、野生個体の繁殖を妨げる方法がとられるそうです。今では与那国島をはじめ南西諸島ではウリミバエは居なくなったようですが、再侵入の可能性が高い南西諸島では不妊中放飼は継続しているそうです。

 すごい方法を採るもんだ・・・。
 13:00、東崎展望台の駐車場に到着。うちの車の他にレンタカーが二台。では、東崎(あがりさき)へ行ってみようか。
 駐車場周りは岩などで囲まれていましたが、ちょっと進むと白い芝生が広がっています。他のお客さんもいましたが、それよりも気になったのは馬糞。道路にも芝生にもこれでもか!ってくらい落ちてます。
 東崎の北側の海岸。環礁が連なっていて、波が海岸沿いから数百メートル先で立つのが南の島っぽい。あぁ・・・天気がもっと良ければなぁ。
 あの先にある灯台が東崎灯台。あそこまで行ってみたいけど、足元の馬糞が・・・。ちょっと頑張る勇気が出ない。近くに居た与那国馬を眺めて満足しておこう。
 与那国馬は観光客を気にせず草を食んでおりました。ということで、少しずつ近づいて写真撮影。と思ったら、白い馬がキックの体勢になったのですかさず逃げる。あぶねー、蹴られるかと思った。本当に蹴られるかわからないけど。
 ちょっと離れて撮影しよう。展望台もあるので、高いところから眺めてみたりしてまったりする。与那国馬は与那国町の天然記念物に指定されています。外来種と交雑することなく残った日本固有の馬で、日本在来馬だそうです。
 実は人懐っこい性格らしいです。さっき蹴られそうになった気がするんだけど、気のせいか?現在は約120頭いるらしい。
 それでは次へ行ってみよう。このペースだと、今日中に与那国島一周しちゃうかも?



軍艦岩
 13:30、軍艦岩に到着。軍艦というか潜水艦というか・・・そんな岩。軍艦岩を眺めているこちら側も断崖絶壁でサンニヌ台と呼ばれています。波で削られて堅い部分だけが残ったんだろうけど、不思議な形だねぇ。
 東崎から近いので、すぐ近くまで与那国馬が来ていました。与那国島の周囲って断崖になってる部分が多いんだねぇ。


 
立神岩
 13:35、続きまして立神岩。軍艦岩からすぐ近く。与那国島は道が一本しかないので迷うこともなく到着。この岩は高さ30mほど。与那国の人は「神の岩」と呼んで信仰の対象になっていたそうです。この沖に海底遺跡があるんだよね。今日の夕方見に行くよ!この立神岩付近にも海底遺跡っぽい構造物があるんだって。神秘的だね。
 もうちょっと近くの展望台へ移動。ここからは立神岩を見下ろす感じ。この辺り、釣りをしたらすごいの釣れそうじゃない?



比川地域共同売店
 14:00。比川地区までやってきました。これで与那国島を半周しちゃった。比川地域共同売店っていうのがあったので寄ってみる。ツーリングマップルにも掲載されているお店。開店5周年だそうです。
 入店してみると、予想通り離島の売店って感じで、何でもそろうお店ではないですが、それでも結構いろんなものが売っていました。お土産になりそうなものないかな?って見て回ったんだけど、今日買いたいってものは無かったかな。ジュースを買って撤収。お弁当やお菓子は結構売っていて、近所の人のコンビニって感じなんだろうね。



Dr.コトー診療所
 比川地区といったらDr.コトー診療所ですね。ガイドブックにも必ず掲載されています。が!クマ兄さんもペンギン姉さんも、そしてネコ娘もDr.コトー診療所のドラマは見てないんです。ペンギン姉さんはマンガで読んだみたいだけど。

 それでも有名どころだし、時間も余ってるしってことで行ってみることにしました。というか、クマ兄さんは比川浜に行くつもりだったんだけど、行ってみたらすぐ近くだったって感じ。

 比川浜には駐車場がないので、比川小学校の裏手の道に路上駐車する。そしたら、ヤギが飼われてて結構人懐っこい。少し遊んでから比川浜へ。
 はい、こちら比川浜。普通の浜です。富裕なので海水浴もできないし、眺めるだけ。
 比川浜からDr.コトー診療所が見えました。結構ぼろいけど、これはわざとなのかな?それとも経年劣化?10年前のドラマだもんね。
 診療所に近づいてみました。そしたら、大人300円だって。高くね?子供は高校生まで無料。うーん、中に入るのはやめとこうかな。
 ここでペンギン姉さんが閃く!ネコ娘に入ってきてもらおう。そして写真を撮ってきてもらおう!

 ということで、ネコ娘にカメラを渡し、内部を楽しんできてもらいます。どんな写真が撮れるかな?
 ここから、ネコ娘が撮影した写真になります。Dr.コトーに会えるわけではないけれど、内部はかなりリアルな撮影セットになっているようです。診察室の机なんか良い感じだね。
 書棚や白衣もそれっぽいねぇ。10年前のものを維持管理する必要があるんだから有料じゃないといけないのかな。
 こちらベッド。ちょっと古いけど、他に病院が無かったらここに入院するのも受け入れてしまいそうだ。
 ネコ娘の撮影が終わったところで、比川は撤収します。車まで比川浜沿いの堤防の上を歩いて車に戻る。ヤギとも一通り遊んでバイバイ。



 ところで、今日の夕方乗船する予定のジャックス・ドルフィン号はどこから乗船するんだったかな?記憶では祖納だったような気がするんだけど、自信がない。ちょっと電話して聞いてみよう・・・ってことでホテル入船に電話してみると、なんと久部良港からでした。与那国島の東と西じゃないか、あぶねー。

 じゃ、久部良に向かいましょ。



南牧場
 比川からなら久部良も祖納も同じくらいの距離。時間もまだ余裕があるので、南牧場経由で久部良に向かいます。

 ちょっと車を走らせてクルマエビ養殖場近くに来たところ、馬に乗った一団に遭遇。与那国馬の乗馬体験かな?
 14:40、南牧場にやってきました。が・・・全然馬がいないんですけど。牧場って言うわりにはただの海岸だし。このまま与那国馬に遭遇できなかったら、久部良港で時間を持て余しちゃうよ。
 与那国馬はいないのか?と思って車を走らせたら現れました!さっき、東崎で蹴られそうになった記憶があるので、ネコ娘は車の中から鑑賞します。
 南牧場の西側にやってくると与那国馬がたくさんいました。人や車に慣れ過ぎていて、道路の真ん中を歩いたり、立ち止まったりしちゃってます。
 あと、与那国駐屯地が絶賛建設中。ここは陸上自衛隊の駐屯地だね。2016年3月にできたばかりの駐屯地だから未だ工事があちこちで行われています。南西諸島海域の監視が目的なんだって。与那国島は中国や台湾に近いから、近年の国際情勢を鑑みるととっても重要な施設っぽいね。
 大量の与那国馬に遭遇中。10頭以上いるね。近づいても逃げません。蹴ろうともしません。人懐っこいという感じはしないけれど、人に慣れてて逃げたり怖がったりしないね。馬を一頭くらい飼うと面白いのかもね、うちでは無理だけど。アメリカじゃ、馬は友達とか家族みたいなものらしいけど、頭が良いからなんだろうな。



日本最西端
 14:50、日本最西端の地、西崎に到着。とうとう与那国島をほぼ一周しちゃいました。ここには東屋もあるし、灯台もあります。まずは東屋に上ってみる。
 東屋から久部良港を眺めてみる。ジャックス・ドルフィン号がいるねぇ。ここが日本最西端の集落です。ここから台湾までは111qだって。年に数回は台湾が見えるとか。今日は見えないなぁ。
 日本国最西端之地と書かれた記念碑の前で記念撮影。これで一般人が行ける最北端(宗谷岬)、最東端(納沙布岬)、最南端を制覇しました。あとは最南端の波照間島だなぁ・・・。
 最西端の碑の横に太陽の火という記念碑がありました。これは第42回沖縄海邦国体のときにここで採火したことを記念したものだそうです。



海底遺跡
 15:30、久部良港にやってきました。HPでは9:00と12:00の出航しか掲載されてないんだけど、昨日確認の電話をしたら16:00の回にしませんか?と言われたのでした。たぶん、団体客が入っていたから、16:00に回されたんだと思う。でも、午前中からお昼にかけて天気はイマイチだったので、16:00で承諾したのでした。

 ということで、ちょっと早めに来てみたけれど誰もいない。大丈夫だろうか。
 15:40、ジャックス・ドルフィン号の船員さんがやってきました。よかったー。ちゃんと乗船できるようです。一番乗りでジャックス・ドルフィン号に乗船!
 乗船したら席に座り、乗船名簿に記入して、乗船料を現金で支払い、海底遺跡のマップを眺めます。よーく見る。が、実際にはどこがどこだか全くわからなかったという結果ですが。

 15:50ごろには続々とお客さんが集まってきて、30人ほどが乗船しました。結構いるね!
 16:00、出航。西崎を回って、西側から海底遺跡のある与那国島の南側へ行くようです。
 与那国島の南側を東へ進む。与那国駐屯地の工事現場も見えました。与那国島の海岸線は岩場ばかり。
 16:20、海底遺跡に到着したので展望室へ降りてください、というアナウンスが流れる。ちょっと揺れる船体だけど、なんとか手すりに捕まって階下に降りる。
 半潜水の展望室から海底を見ていると、階段のようなステージのような岩場が見えてきました。これが海底遺跡。第1遺構と第2遺構の間を通って海底遺跡を見ていると言ってた気がします。

 船から見ているので階段の高さが分かりにくいけど、人が上り下りするにはちょっと段差が高いかな?だけど、かなりきれいに加工されたような岩場。これは人工物では?と思いますねぇ。
 岩と岩の間も結構きれいに割れてたりします。あと、かぎ状というかノコギリ状の角も人工物っぽい。
 階段っぽいものもあります。体験ダイビングで訪れるっていうのもできるらしいけど、潮の流れが速いので難しいんだって。ジャックス・ドルフィン号からでも十分見えました。自然地形説、古代文明遺跡説、石切り場説、中世遺跡説などいろいろ議論されていて、夢が広がる海底遺跡でした。

 ちなみにペンギン姉さん、10分ちょっとで撤収。甲板へ出ていきました。あとから聞いたら、ちょっとやばいなー(船酔い)と思ったので早めに撤収したとのこと。
 16:40、遺跡鑑賞終了。再び久部良港へ向けて船は走り出します。帰りは甲板に出ても、ここで海底を見てても良いんだって。じゃ、しばらく展望室で海底を見てるか。
 10分弱海底を眺めていたんだけど、代わり映えしない光景に飽きました。あと、甲板に上がったペンギン姉さんが気になったので甲板に上がってみる。

 ペンギン姉さん、意外と元気そう。島の外観を眺めながらまったりする。
 ちょっと波があるので、カメラに海水がかからないように注意しながら航海を楽しむ。16:50過ぎ、西崎が見えてきた。
 もうすぐ久部良港。船首の方では女性が数名ぐったりしてました。船酔いでしょう。ペンギン姉さんは何とか耐えられた模様。自衛策をいろいろ考えているからね。そして、おばあちゃんたち、全く船酔いしている様子はありません。三半規管がぶっ壊れるのかな?

 17:00、接岸。これにて海底遺跡の見学は終了です。不思議なものが見られて楽しかった!それじゃ、今日の観光はこれで終了にしてお宿に行きましょうかね。



アイランドホテル与那国
 17:20、本日のお宿、アイランドホテル与那国に到着。与那国島で唯一のリゾートホテル、ということです。外見はシンプルだけどね、離島だとかなり立派に見えます。

 チェックインしてお部屋へ。
 廊下にはなぜかシーツ類が・・・。もしかして、自分でシーツを敷くのかな?

 と思ったけど、そんなことはなく、ちゃんとベッドメーキングされていました。
 予約したのはツインルーム。エキストラベッドを追加で三人部屋ってはずだったんだけど、部屋に入ってみたらトリプルの部屋でした。これはサービス?それとも、お客さんが多くてツインにエキストラベッドを入れるのが大変だからトリプルに回した?理由はなんでも、トリプルに宿泊できるっていうのは珍しい。ありがたい変更でした。

 部屋に入って、夕飯までの時間はペンギン姉さんは休養。やっぱりちょっと船酔いしていて陸酔いしてるって。ネコ娘は冬休みの宿題中。がんばれー。



夕食
 19:00、夕飯の時間です。ホテル内にあるレストラン「サザンクロス」へ。レストランに入るとお客さんがいっぱいで店員さんは大わらわ。席へ案内してくれる人がいないのでしばらく入り口付近で待機。

 ふと、入り口付近のカウンターをのぞき込んだら、若い店員さんがPCでインターネットして遊んでる。うーん、テーブルに案内してって声をかけた方が良いんだろうか?そんなことを考えていたらベテランそうなウェイターが来てくれて席に通されました。
 今日の予約は夕飯付き。地元でとれた食材でお任せメニューとのこと。

 刺身はカジキとシイラ。シイラの刺身って初めて。新鮮じゃないといただけません。あとはカジキのフライとか、三枚肉とか・・・沖縄料理ってことではないけれど、地元の食材を使った料理は美味でした。




 クマ兄さん的にはもう少しボリュームがあっても良いんだけどね。ご飯をモリモリお代わりして満足。
 今日はお宿に宿泊なので泡盛を飲んじゃいます。ペンギン姉さんは「どなん」をロックで、クマ兄さんは「与那国」を水割りでいただきました。はぁーおいちい。
 ベテランウェイターのおっちゃん、団体客の方へ行って三線を弾いて歌ってました。ちょっと遠いけど、与那国の歌を聴きながら泡盛。酔っぱらっちゃうなー。
 おっちゃんが引いていた三線はレストラン入口に展示されていました。



コンビニ
 食後、ホテルの目の前にある売店へ。ここはたぶんホテルが経営しているお土産屋さん。与那国島にはコンビニが無いので、コンビニのような役割もしているようです。お夜食のお菓子あるかな〜って覗いただけで撤収しました。
 ただ、ここでもありました、ケンタッキーの販売。離島にケンタッキー販売ってお約束?



 部屋に戻ってネコ娘は21時ごろ就寝。ペンギン姉さんもそれくらい。クマ兄さんは会社PCで仕事して23時ごろ就寝。今日も楽しかったぜ。



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