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三日目 壱岐


2016.8.7



 今日から本番です。今日はフェリーに乗って島に渡るよ。車も運ぶとだいぶお金かかるので、車は博多港国際ターミナルに置いていくよ。島旅楽しみだー。



起床
 6:00起床。いい天気だ。今日の船旅は快適そうです。では、出発の準備をする前に一仕事やっておく。会社PCを起動させてパチパチパチ。はー、毎日これやるの億劫だなー。
 30分ほどで仕事を終え、まずはトイレに行っちゃおう。ちなみに上の写真は博多港国際ターミナルの目の前にある駐車場。ここが24時間1,000円で駐車できちゃうんです。
 車を降りて30秒、博多港国際ターミナルに入る。ちゃんとオープンしてました。トイレに行って用を足し、歯磨きと洗顔をしてスッキリ。

 自分がすっきりしたところで車に戻って、ペンギン姉さんとネコ娘を起こす。昨夜は暑くてなかなか眠れなかったんだって。扇風機2台フル稼働だったんだけど確かに暑かったなー。

 今日は後部座席はベッドモードのまま。島旅から帰ってきたらここでもう一泊するつもりだから。



出発
 7:20、博多港国際ターミナルを歩いて出発。博多ふ頭まで荷物を抱えて歩いていくよ。
 博多港国際ターミナルの横にマリンメッセ福岡っていう大きな展示場がありました。今日はここで、ドラゴンクエストライブスペクタクルツアーというのをやるようです。S席大人9,500円だって!
 建物脇にはキングスライムとゴーレムが居た。一緒に写真を撮る用の人形かな?
 ちょっと離れたところから望遠レンズで撮影してみた。マニアにはうれしいものなのかな?



ベイサイドプレイス
 博多ふ頭に行く途中にベイサイドプレイスというショッピングモールがあります。この時間じゃまだやってないけど。その脇を歩いて博多ふ頭に行くんだけど、船がたくさん見えて楽しいですよ。博多ポートタワーが見え、ジェットフォイルのヴィーナスもいます。
 博多港国際ターミナルには博多と釜山を結ぶカメリアが停泊中。博多に7:30に到着し、12:30に出港するというダイヤで運行されているそうです。6時間で釜山に到着。値段は2等だと9,000円で渡れるらしい。これは安くていいね。
 ちょっと歩いて写真を撮り、再び歩いてはまた写真を撮り・・・なかなか博多ふ頭に着かないよ。
 7:35、ベイサイドプレイスに到着。なぜかアシカのモニュメント。ベイサイドプレイスの横には博多ポートタワーがあります。残念ながら10時オープンなので上れなかったんだけど、入場無料なので上ってみたかった。



博多ふ頭第2ターミナル
 7:40、博多ふ頭第2ターミナルに到着。20分も歩いてきちゃったよ。疲れたー。隣の第1ターミナルにコンビニがあったので朝食を買ってから第2ターミナルに入りました。
 出港の30分前までには乗船手続きを完了させてねって言われてたので早めに来たんだけど、早すぎた。窓口はまだ開いてません。とりあえず待合室で朝食を食べよう。
 クマ兄さんの朝食は飲むヨーグルト。450g。値段は知らない。ペンギン姉さんとネコ娘のパンと一緒に買ってもらったので、高いのか安いのか・・・。旅行中はお腹の調子を考えて発酵食品をたくさん食べるようにしているんです。

 8時過ぎ、朝食を終え、スマホでゲームをしたり本を読んだしていたら窓口オープン。速攻で行って乗船手続き。今回は2等の指定席をとっておきました。めっちゃ混雑する、ということもあるらしいので。ペンギン姉さんはずっと寝て過ごすので席がないと辛いんだよね。
 第2ターミナルの窓から国際ターミナルを見るとデカいクルーズ船がやってきました。コスタ・セレーナというイタリアのクルーズ客船です。ツアーで博多に寄ったのかな?その横にはカメリアもいます。カメリアが小さく見えるくらいコスタ・セレーナは巨大でした。
 8:40、指定席を持っているけど、まだ席は指定されていないので乗船口に並んじゃう。家族三人並んだ席を確保したいからね。2等の人も並び始めてます。なぜか1等の人も目の前に並んでいます。指定券があろうとなかろうと並ぶ人は並ぶみたい。並ばない人はベンチに座ってるけど。
 暇なんで記念撮影していたら、乗船するフェリーきずなが入港してきました。遅れているそうで、出港は10分くらいずれるとか。それにしても、このフェリーは小さいね。総トン数1,809トンだって。コスタ・セレーナは114,500トンですよ。2桁違う。
 9:20、乗船。良い席を確保しようとみんな速足。我々もなぜか速足。



フェリーきずな
 乗船し、係員のお兄さんに指定席どこ?って聞いたらある小部屋に通されました。定員が決まってるみたいで、一番奥の端から三つを使ってくださいって言われました。一番奥でくつろぎやすそう。

 居場所を確保したら早速船内散策に出かけます。

 まずは船内案内(右)を見る。LCDには現在位置も分かるようになってます。旅客定員は678名だって。結構乗れるね。車両も約80台も載せられちゃうらしい。
 意外と大きいな、とフェリーきずなを見直したけれど、対岸に停泊している二隻はデカすぎ。
 後部デッキに出てみました。ベンチが並んでます。今日なら天気も良いしここでもいいかも。ただ、潮風直撃なので体がべとべとになりそう。喫煙者はここしか吸える場所がないみたいで、人は結構います。
 9:30、定刻通り出港。少し遅れるってアナウンスがあったんだけど、定刻通りの離岸となりました。
 再び船内散策。まずは2等(自由席)の桟敷席を見てみる。ここは普通だね。荷物を置く棚もあるし、コンセントも所々にあります。
 2等(自由席)はもう一つ座席の場所もあります。シートがカラフルですね。写真撮ってたらいろんな人から見つめられちゃった。シャッター切ったらすぐに撤収。
 自販機コーナーもあります。値段は普通。良心的だね。あとでアイス食べよう。



壱岐への航海
 コスタ・セレーナの船首が見えた。こんな船に乗ってクルーズに出てみたいねぇ。左舷側にはポートタワー。どんどん博多港が遠くなっていく。
 左舷側に福岡ドームが見えてきました。開閉式ドームの構造がよくわかるね。このエリアがシーサイドももち(左)かな。

 右舷前方には海の中道が見えてきました(右)。マリンワールド海の中道っていう水族館があったね。あれから14年かー。
 前方よりフェリーちくしがやってきました。このフェリーも九州郵船の船です。大きさはフェリーきずなと一緒くらいですね。
 福岡タワー(左)ににっぽん丸(右)。博多湾はいろいろ忙しいぞ。
 志賀島(左)も見えてきた。金印が発見された島ですね。この島も以前訪れたな。昨日も金印(のレプリカ)を見たし。

 天気が良いので展望デッキで記念撮影もしてみる。クマ兄さんがにっぽん丸だ!志賀島だ!と騒いでいても、呆れずについてきてくれるネコ娘に感謝。
 ジェットフォイル、ヴィーナスとにっぽん丸(左)。そして、限界島と福岡市を結ぶみどり丸(右)。みどり丸は福岡市営の船です。
 30分ほどデッキで騒いで疲れたので、部屋に戻る。

 そして寝る。疲れちゃったよ。



壱岐到着
 11:25、そろそろ壱岐の芦辺港が近づいてきたはず・・・と思って起きてみました。そしたら、もう到着間近ですよ。展望デッキで記念撮影したりして、11:40の芦辺港到着を待つ。
 11:40、定刻通りに芦辺港に到着。押し合いへし合いしながらターミナルに移動。

 1階に降りてレンタカー屋さんを探す。いっぱい来てる。ウロウロ探すと今回のレンタカー屋さんのおばちゃんを発見。事務所に行くのかな?と思ったら、ここで手続き。展示コーナーの机に申込書を広げて必要事項を記載して、お金を払って終了。駐車場のレンタカーに案内してもらう。すでにエンジンがかけてあってクーラー聞いてました。なんか、すっげー楽な手続き。

 レンタカーはダイハツのタントでした。



昼食
 さて、お昼ご飯はどうしよう・・・。実はちゃんと考えてなかった。フェリーターミナルの近くに何軒かあるだろう、と思っていたのですが全然ない。スーパーは一軒あったけどね。

 ガイドブックを参考に、うにめしで有名な「はらほげ」に行くことにしました。

 芦辺港からは車で15分くらいで到着。はらほげ地蔵の近くにあるから、この名前になっていると思われる。お店に入るとお客さんでいっぱい。すぐ空いているテーブルに通されたので助かりましたが。
 注文したから15分くらいで料理が運ばれてきました。注文したのは「はらほげ定食」1,750円。三人とも同じメニュー。うにめしが名物です。紫うに、赤うに、バフンうにを使ているそうです。そしてサザエが二個、お刺身、あおさ汁が付いてきます。うにも美味しいけどサザエがウマ―。



はらほげ地蔵
 食後、すぐちかくにある「はらほげ地蔵」に来てみました。満潮になると頭上まで隠れるんだって。時間調べてこなかったけど、ちょうど地蔵様が見える時間で良かった。
 胸のところにまるい穴が開いているのではらほげ地蔵って呼ばれているそうです。遭難した海女の冥福のため、捕獲した鯨の慰霊のため、疫病退散祈願のため・・・と言われています。冬は寒そうだなー。



左京鼻
 続きまして、はらほげ地蔵から車で5分、左京鼻にやってきました。海女さんが漁をしているねぇ。サザエやアワビを採っているものと思われます。
 壱岐の海女さんは漁のときレオタードを着るっていうので有名ですね。ウェットスーツは着ちゃいけないんだって。採り過ぎちゃうから。ウェットスーツはだめなので、動きやすいレオタードを何枚も重ねて着るとか。
 引いて撮るときれいな海だねぇ。漁船も4隻出ていて、海女さんが12〜3人泳いでいました。
 左京鼻の芝生でかけっこしたり、ジャンプしたりして自然を満喫。すっげー気持ちいい。
 左京鼻のいわれは切り立った石があるので「石橋」から出た言葉と言われています。あと、江戸時代に干ばつに襲われたとき、陰陽師の後藤左京というひとがここで祈祷したから、という説もあるそうです。
 左京鼻の先端にある左京鼻龍神を参拝。鳥居は立派だけど、社殿は・・・。
 左京鼻龍神の横には地割れがあるよ。沖には岩場もあるし。柱状節理が立派ですな。
 ひとしきり走って、飛び跳ねて、暴れて楽しかった。そして暑かった。気温はたぶん35℃くらいあるよ。



少弐資時公像
 再び芦辺港に戻ってきました。芦辺港にある少弐資時公像(しょうに すけとき公)を見学しに戻ったのでした。この人は最初の元寇のときに12歳で初陣。二度目の元寇のときにも戦いましたが19歳で討ち死に。でも、父である少弐経資とともに元寇を退けたんだって。そのため少弐資時は壱岐神社の祭神として祀られています。

 芦辺港はフェリーが居ないからか、人が全然居なくて撮影しやすかった。



壱岐神社
 13:25、壱岐神社に到着。

 と、ここで今回のレンタカーの紹介。ダイハツのタントです。この車、広ねぇ。乗り心地もまずまずいいんだけど、軽自動車とは思えない広さ。ペンギン姉さんもかなり気にって、次の車はタントにしようか?って言い始めてます。もう少しモコに乗ると思うけどね。

 では、境内へ。
 鳥居を抜けて手水舎でお清めしようと思ったら、水がない。壱岐は渇水か?とりあえず、お清めした気になっておく。
 本殿にお参りする。額に壱岐神社、壱岐護国神社って書いてありました。賽銭箱の横には元寇碇石。元寇の船のものだそうです。
 お参りをして御朱印をもらおうと思ったら、すでに紙に押印されたものだけのようです。300円を賽銭箱に入れて御朱印をいただく。合理的だけど、できれば目の前で押してもらいたいなぁ。

 この壱岐神社は先ほど芦辺港で見た少弐資時が祀られている神社。御利益は・・・なんだろう?文武かな?
 再びタント。気に入りましたよ。軽自動車だけあって、速度が上がった時にエンジン回転数が高いけど、まずまず走るしね。アイドリングストップも違和感なく快適。



一支国博物館
 13:50、壱岐市立一支国博物館にやってきました。先ほどまでは元寇の時代でしたが、今度は弥生時代に行ってみます。ここは弥生時代から古墳時代にかけて栄えた原の辻遺跡(はるのつじいせき)の見学をしようと思います。
 入館してすぐのところにカッパの像が展示されていました。これは、平戸周辺や壱岐島を納めていた平戸藩第9代藩主、松浦静山が隠居後に書いた「甲子夜話」という随筆集に出てくるカッパだそうです。「甲子夜話」は日本中の時事ネタや噂話をまとめたもので、左の福太郎は壱岐島、右の河太郎は対馬にいたカッパだそうです。

 一支国博物館のシアター(撮影不可)では一支国が大陸や朝鮮半島と日本本土を結ぶ懸け橋として果たしていた役割を紹介する映画が見れます。なかなか面白い。そして、映画が終わるとカーテンが開いて原の辻遺跡が遠望できるようになります。
 こちらの船、朝鮮半島と日本本土との海道を行き来していた古代船とのこと。こんな小さな船で朝鮮半島まで行ってたの?何日で行けんの?
 こちらは一支国トピック。原の辻遺跡の世界をジオラマで再現しています。ここではスタンプラリーも行われていたので、ペンギン姉さんとネコ娘はスタンプ探しを頑張る。
 クマ兄さんはジオラマをじっくり観察。よく見ると、それぞれの人形が意味のある動きをしているのでかなり面白い。
 左は占い師?が占いをしているところ。これで豊作でも祈っているのかな?右は集落の門番。
 鍛冶屋が自分の手を打った!膨れてる。右はお墓から骸骨が出てきちゃったところ。何をしにお墓に行ったのだろうか。
 縄文時代から弥生時代、人が亡くなると甕棺墓(かめかんぼ)という甕に遺体を入れて土に入れる埋葬方法がとられたそうです。死者の魂を遺体にとどめておこうという考えなんだって。
 そしてこちらは隠れトイレ中。うり坊が後ろからのぞいてます。こんなところまで再現しなくてもいいのにね。

 これで常設展示室は見学終了。



キッズこうこがく研究所
 一支国博物館の常設展示室ではないところにキッズこうこがく研究所があります。体験コーナーってところかな。おもちゃの砂場で発掘体験ができます。これが人気コーナー。その横では弥生人や縄文人と背比べができます。弥生人の平均身長は150cm。小さい。
 体験コーナーの横は広大なオープン収蔵庫がありました。ガラス張りで収蔵品がきれいに保管されているのが観察できます。出土品のクリーニングなどを行う作業室も見学できます。だれも作業してないけど。
 二階に上がってキッズこうこがく研究所にいるネコ娘を探すと、工作体験に参加していました。
 ネコ娘の工作が時間かかりそうなので、4階にある展望室へ上がってみました。ここからは原の辻遺跡がよーく見えます。
 40分ほど待って、ようやく完成。高床式倉庫を作っていたようです。最後は早く早くって急かしちゃったのでクォリティはイマイチ。ごめんね。

 15:20、それでは撤収。



原の辻遺跡
 15:30、原の辻遺跡(はるのつじ)にやってきました。駐車場が近くに無いので、原の辻ガイダンスっていう施設の駐車場に車を停めて、歩いて遺跡まで行くのが正しいんだけど、暑すぎて歩きたくない。
 どうしようーって思っていたら、観光バスが遺跡の横まで進んで行ってました。マネしよーってことで、遺跡の横まで行って路肩に車を停めて見学してきます。
 まずは従者の宿舎に入ってみます。外国からの使節団の従者が滞在する建物。従者は使節団長の世話や護衛をする人たちなので、使節団長は近くに居たのかね?
 次は倉を見て回る。食材、祭器、儀器、交易品などを保管しておく倉は、高床式倉庫になっています。ネズミなどが入ってこないように、そして湿気も溜まらないようにするための工夫だそうです。日本だけじゃなく、アフリカとかアジアでも高床式倉庫はあって、今でも現役だとか。
 こちら一支国の王が住む館。鏡や剣など権威を象徴する宝物も置いてあったそうです。
 こちらも高床式倉庫。
 食べ物や宝物などは高床式倉庫、人が住むのは竪穴式住居ですね。そして、一支国に出入りする人を監視するのが物見やぐら。船や門を通過する者を監視するための場所。原の辻遺跡周辺は平地になっているので、遠くまで見渡せそうです。
 竪穴式住居は地面を円形に少し掘り、その中に柱を立て、梁や垂木を繋いで骨組みとし、葦などの植物で屋根を葺いて作られています。地面に藁を敷いて寝床にしていたようですが、寒くないんかな?

 とりあえず夏は風が通らなくて暑いよ。



原の辻ガイダンス
 原の辻遺跡から歩いて5分ほどのところに原の辻ガイダンスという施設があります。入館は無料。内部には少しだけ展示コーナーがあって、発掘調査に使用する道具などを見ることができます。
 こちら、一支国を守る兵士。木製の楯と短甲を身に着けています。原の辻遺跡からこれらは発掘されていますが、どちらも弥生時代のもので日本最古のものだそうです。

 原の辻ガイダンス自体はあまり見どころが無かったので、これにて原の辻遺跡見学は終了。フゴッペ遺跡(続縄文時代)、三内丸山遺跡(縄文時代)、登呂遺跡(弥生時代)、土井ヶ浜遺跡(弥生時代)、吉野ヶ里遺跡(弥生時代)につづき六つ目の遺跡を制覇した、と自己満足に浸っておこう。



見上神社
 原の辻遺跡を見終わった時間が15:50。そろそろお宿に向けて動き出しますよ。今日のお宿は郷ノ浦なので西へ移動開始。途中もいろいろ寄ってみるけどね。

 国道382号線を西へ走り、岳ノ辻展望台という見晴らしの良い場所があるということで、脇道にハンドルを切りました。そしたら、見上神社の案内と駐車場があったので寄ってみることに。駐車場の脇に見上神社へ行く小道があります。
 階段を上ると小さな社の神社がありました。まわりは木々で囲まれて鬱蒼としています。まずはお参り。
 見上神社の裏側に展望台がありました。岳ノ辻園地東側展望広場というそうです。ここから壱岐島が見渡せます。右は解りにくいけど原の辻遺跡が写ってます。



うに博物館
 見上神社から降りてきて、そういえばさっき酒蔵見学の看板が出てたなー、と思って玄海酒造の酒蔵に行ってみました。が、本日終了!あれ〜?HPには16:30までって書いてあるんだけどな。まだ、16:20なんだけどなー。まぁしょうがない。
 気を取り直して、近くにある「あまごころ壱場」にやってきました。ここはいわゆるお土産屋さんなんだけど、うにを専門に扱っている会社なので、うに博物館があるのです。お土産屋さんの横からうに博物館に入ってみる。
 ムラサキウニ、アカウニ・・・と五種類のウニが飼育展示されていました。毎日交換しているのかな?

 五種類の中にはバフンウニもいますねぇ。ペンギン姉さん、以前はウニを食べられなかったんだけど、北海道の利尻島に行ったとき食べたエゾバフンウニが美味しくて、それからウニを食べられるようになったんだよね。ペンギン姉さん、知り合った当初と比べて食べられないものへったなぁ・・・。覚えているだけでウナギ、ナス、カレー、ウニ・・・。
 レオタードも展示してました。取りすぎ防止のためレオタードを来て冷たさを感じる・・・ウェットスーツを着なくてもいいんだから海はあったかいんだねぇ。

 最後にあまごころ壱場でお土産を購入。旅はまだ長いので重くないものだけ買っとくよ。



賽神社
 さて、郷ノ浦にやってきました。ここには歓楽街のど真ん中に恥ずかしくなる神社があるのです。駐車場がないので、ちょっと路駐させてもらってお参りしてきました。
 境内には巨大なブツ(男根)が祀られています。ネコ娘、あまりの大きさに理解できておらず、父親としてはホッとしました。
 本殿に参拝し、中を覗くとあちこちに・・・ブツが。賽神社は猿田彦命の妻である猿女君(サルメノキミ)が祀られている神社なのです。

 猿女君は女神ですから良縁、安産、夫婦和合、性の病気、子供の守護に御利益があるそうです。が、本来は道の神様なので交通安全を祈る人も多く、明治時代末期までは壱岐島に上陸した男性は男根を女神に見せないと怪我をする、といって賽神社で一物を出してお参りしたんだって。

 最近では女性の参拝が多いとか・・・。


 



ステゴドンゾウ
 郷ノ浦の北に壱岐郷土館という施設があり、その庭にステゴドンゾウの模型があります。約1,200万年前から約100万年前にかけて棲息していた大型のゾウで、マンモスや現在のゾウの祖先にあたるそうです。
 ここでゾウの化石が見つかるということは、日本列島と大陸が陸続きであったことを示していて、学術資料としても貴重なんだって。



船場荘
 17:20、本日のお宿、船場荘に到着。受付でなぜか大人二人、子供二人の予約ですね、って言われる。いや、子供は一人ですよって言うと、あら〜、そうっだのー、わかりましたよーって軽い感じ。手違いとかないよね?スマホで確認するとちゃんと三人でお願いしているんだけど。ま、いいか。お金を払うとき、金額だけきちんと確認しておこう。

 受付を終えて、部屋に案内される。部屋は標準レベルです。このお宿は漁師宿をうたっていて、釣った魚を料理してくれるお宿だそうです。うちはそのサービスを体験できないけど。

 部屋に入ってゆっくりしていると、周辺が騒がしい。今日は小学生の児童クラブのような団体が宿泊しているようで、廊下を走る音がうるさい。夜は静かにしてくれるといいけどなぁ。
 窓から外を見ると渡良浦の港とその周辺が一望できます。船場荘は崖の下から中腹にかけて建てられているので、見晴らしはとっても良い。
 18:15、外へ出る。バーベキューガーデンへ。今回船場荘に宿泊を決めた理由は、バーベキュープランがあるから。うちはアパートなのでバーベキューできないんです。なので、今回の旅行を計画する前からペンギン姉さんがバーベキューやりたいって言ってたんです。そんな中、このお宿を見つけちゃったので・・・。

 バーベキューガーデンに行くと、このプランで夕飯を取るのはうちだけみたい。我々三人のためだけに、二人のお兄さんが準備してくれていました。牛肉、豚肉、鶏肉と三種類のお肉が用意されてます。手羽とかモモとかトンタンとか部位もいろいろ用意されていました。壱岐牛とか壱岐味鶏とかブランド肉らしいです。
 サザエも山盛で用意してありました。12個くらい?一人4個?多くない?ま、いいやー、カンパーイ。
 夕日を浴びながら野菜やお肉を焼きますよ。炭火で焼くお肉って美味しいよねー。おにぎりも一人2個付きます。が・・・4パックあるんだけど。そういえば、お宿のお兄さんが、おにぎりは四人分ありますけど全部食べてもいいですよーって言ってたな。もしかして、お肉も野菜もサザエも4人分あるんじゃ???ま、いいか。
 途中、ネコ娘に焼いてもらって焼肉を堪能。どのお肉も美味しいっすよ。野菜も美味いねー。特にナスが気に入った。
食べるクマ兄さん
食べるネコ娘
二人で焼いて
食べるペンギン姉さん
 飲んで食べて、焼いて、飲んで食べて・・・頭に汗をかいてますよ。夕方とはいえ暑い季節、さらに火を使って暑い。



 食べた、食べた。80分ほど食べ続けてほぼ完食。たぶん、四人前だよね。しかも大人の。今回の旅行、食い倒れツアーになりそうな予感。



花火
 食後、お宿のお兄さんにお願いしてライターとバケツを借り、バーベキューガーデン横の広場で花火をやりました。この花火、いつもクマ兄さんとペンギン姉さんの車を整備してもらっている富山トヨペットに行ったとき、イベントの抽選で一等を二つ、五等を一つ当ててもらったんです。自宅でやってもなーってことで、今回の旅行に持ってきたのでした。
 元手がタダなので、贅沢花火を開催。5個くらいを置いて、手持ち花火で一気に火をつけて豪快な花火を楽しむ。家族三人でやるには贅沢な花火でした。

 花火の後は、部屋に戻って少し休憩し、お風呂に入ってサッパリして、後は寝るだけ。エアコンも効いてるし快適だ。



 21時ごろ就寝。



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