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十日目 苫小牧へ


2023.1.2


 今日は北海道最終日です。夕方、苫小牧港から北海道を離れる予定。あとちょっとだけ北海道を楽しんで帰りましょう。



起床
 6:30、起床。社内で爆睡するペンギン姉さんとネコ娘。外は−10℃くらいですが、車内は毛布一枚で寝られるくらい暖かいです。べバストのFFヒーター最高です。リラックスワゴンに付けといてよかった。
 着替える前にトイレ。戻ってくるときに周囲を観察してみると車中泊仲間が結構います。ハイエースとバンコンが多くて、次がワンボックスかな。FFヒーターがついているのはハイエースかバンコンだね。

 6:50、朝焼けがキレイです。
 車内に戻り二人を起こして着替えをする。そしてカーテンを開けると窓が凍ってました。やっぱり外は寒い。
 7:20、出発です。車を動かしてすぐ、駐車場の横に小さなサイロを備えた農家の家がありました。NHKの朝ドラ「なつぞら」のロケセットなんだって。見てないから分からなかった。



柳月スイートピア・ガーデン
 道の駅おとふけを出発し、3分ほどで柳月スイートピア・ガーデンに到着。道の駅のすぐ横です。今日はここでお土産を買うのです。まだ、ちょっと時間が早いからかお客さんは少ない。今のうちにモーニングコーヒーを飲もう。車内の電気ポットでお湯を沸かし、ホテルからもらってきたインスタントコーヒーを飲む。ウマい。
 7:40、モーニングコーヒー後、気の早いお客さんが並び始めたのでクマ兄さんも列に並ぶ。寒いっすよ。ペンギン姉さんとネコ娘は車内で待機。
 並んでいるときに見つけた看板。三方六の切れ端はプレーンが550円。三方六ツインズ・珈琲&ミルクリッチが650円だそうです。どちらも1sの値段。先着順にそれぞれ1人1つまでだって。何個買おうかな?

 8:30、係員のお兄さんがいろいろ説明してくれました。が、ワイシャツにベストって格好で寒くないの?そればっかり気になって説明が頭に入らないよ。どこかのおばちゃんが寒くないの?って聞いたら、めっちゃ寒いですって答えてました。やっぱり寒いか。
 8:40、ちょっと早いけど寒いからってことで入館させてくれました。並んだ順番に入る。すでに反対予定の三方六の切れ端が準備されています。
 8:55、販売開始。7:30ごろから並んでいたおじさんが第一号で購入していきました。
 すぐにうちの番。三人とも引換券をもらっていたので、三人分の三方六を買いますよ。
 プレーンを三袋と三方六ツインズ・珈琲&ミルクリッチを二袋購入しました。全部で5sの三方六。こりゃ太るな。
 こちら、三方六のはちみつレモン。六分の一本のサイズで780円。今日買ったのは1sで550円。お得過ぎる。



工場見学
 一度車に戻って購入した三方六を片付ける。その後、工場見学に行ってみます。
 今日は1月2日ですが工場は操業していました。ここはパッケージングの行程のようです。白いクリーンウェアの人と薄いブルーのクリーンウェアを来ている人がいますね。違いは何だろう?クマ兄さんが働いている工場もクリーンウェアの色で役割を分けています。
 見学通路には過去の北海道洋菓子コンテストの作品が展示してありました。ホールケーキの上にいろいろ飾りをつけているようです。
 左は十勝石と呼ばれる黒曜石。十勝三股という場所で産出されたものだそうです。河川敷だって。黒曜石って硬くて脆くガラスのような性質があって、石器時代に矢じりやナイフとして使われていた鉱物だそうです。
 右は三方六のベンチ。そこにペンギン姉さんとネコ娘に座ってもらってパチリ。
 左はあんバタサンを作っているところですね。白いクリーンウェアの人ばっかり。焼かれたクッキー部分がオーブンから次々と出てきています。
 右は三方六をカットしているところ。奥には大量の三宝六の元になるスポンジが一時保管されていますね。年末年始は北海道に帰省していた人達のお土産になるから大量生産しているのかな。
 見学通路にはあんバタサンの解説、三宝六の製造方法、柳月の歴史などがパネルで説明されていました。うちの会社もこういうコーナーを作ったらいいのに。



カフェでおやつ
 最後にカフェでおやつをいただきます。ドリンク無料サービスがあって、あすき茶・冷水・コーヒーが無料で頂けます。あずき茶って珍しいよね。あずき茶とコーヒーを頂きつつぜんざいを食べる。あぁ・・・ほっこりするね。おもちはちゃんと焼いてくれてます。外側カリっとしてて美味しかった。

 10:00、そろそろ柳月を撤収。次はお昼ご飯を食べに行きます。



六花亭帯広本店
 六花亭ガーデンを出発し、帯広市内へ移動。天気が良いので路面も出ていて走りやすい。
 10:50、六花亭帯広本店に到着。なんとか駐車場に車を停めて入店。駐車場がほぼ満車なので・・・。
 店内もだいぶ混雑しています。喫茶室は11:00オープンとのことですが、すでに多くの人が並んでいます。とりあえずうちも名前を書いて待つ。
 なんとなく、喫茶室のテーブルが一回りしないと我が家の順番が回ってこない気がする。その間はのんびり店内を散策する。この鏡餅、てっぺんにイセエビが付いてますよ。
 11:35、ようやく我が家の名前が呼ばれました。二階の喫茶室に行く。喫茶室は結構広いですね。窓が大きくて明るいで雰囲気も良いです。
 一番奥のテーブルに通されました。ここは・・・一番ゆっくりできるテーブルじゃないでしょうか。椅子にはクッションが備え付けられていますが、これは背もたれに使うもの?お尻で踏みつけるもの?
 テーブルについてすぐに注文。その後、10分ほどで料理が運ばれてきました。ペンギン姉さんはビーフシチュウ。去年、富良野市にあるカンパーナ六花亭で食べたビーフシチュウが美味しくて、忘れられなかったらしく、今回もビーフシチュウを注文したそうです。運ばれてきたらぐつぐつしていて、ちょっと酸味のあるデミグラスソースが美味しいんだよね。
 ネコ娘とクマ兄さんはハヤシライスにしました。智宏風ハヤシライスというそうです。帯広の洋食文化を築いた「レストラン・ホーム」のご主人、井出智弘さん直伝の2週間じっくり煮込んだハヤシライスです。うまいよ、これ。
 クマ兄さんとネコ娘がビーフシチュウで抑えたのは、このピザも注文していたからなのです。ミックスピザを注文しました。サラミ・ピーマン・オニオンとトマトソースのピザです。
 ネコ娘に六等分してもらって、二切ずつ食べる。ピザも美味しいねぇ。
 ピザを食べているとき、焼きたてのクロワッサンはいかがですか~って回ってきたので、ついつい一個もらいました。かなり大きいクロワッサンでした。とても美味しい。そして、お会計のときしっかり料金を支払うことになってました。美味しかったから良いか。
 最後にサクサクパイをいただきます。このサクサクパイは賞味期限が三時間と短いため、お店でしか食べられません。喫茶店でも食べられるとのことで、せっかくだから食べました。美味しいんだよね~。帯広に来たら六花亭でサクサクパイは定番です。

 12:30、お昼ご飯終了。それじゃお会計をして苫小牧へ行きましょう。



苫小牧へ
 帯広市を出発し、音更帯広ICから道東自動車道で西へ。帯広市は天気が良いですねぇ。路面も出ているので快調に西へ走る。が、この先、天気が悪くなる予報なんだよね。
 新得町の峠越えあたりから路面に雪が残り始めました。雪もちらついてきたねぇ。数分走ると雪が強くなり視界も悪くなってきました。気温は-10℃。寒くなってきましたよ。
 トマム周辺では-12℃まで下がり、ちょっと車の流れも悪くなってきました。あとね、この辺りは対面通行なんだけど、反対車線で事故ってる感じがあるねぇ。ちょっと危ないかも。

 と思っていたら、ハイウェイパトロールやパトカーが走っています。これはね、いつ通行止めになってもおかしくないね。

 30分後、占冠あたりまで来ると天気が良くなりました。トマム周辺が一番天候が悪かったみたい。そして、スマホで交通情報を見ると通行止めになってる!あと10分遅かったら通行止めに引っかかって苫小牧にたどり着けなかったかも。あぶねー。
 夕張付近を抜けたころには青空が見えてきました。ここまでくればもう大丈夫でしょう。
 14:55、千歳東ICで道東道を降りる。ここからは国道337号線で南下していきます。
 15:45、苫小牧港周辺に広がる工場地帯にやってきました。ここは去年も走った道。ということは・・・ありました!工業団地に入っている企業の看板。この中にクマ兄さんが働いている会社名も入っているのです。実はここに工場は無いんだけどね。苫小牧進出の話が大昔にあって、土地を持っているらしいのです。



苫小牧西港フェリーターミナル
 15:50、苫小牧西港フェリーターミナルに到着。去年より20分ほど早い到着です。今年の天気はまずまず。では、乗船手続きに行きましょう。
 乗船窓口は去年と同じ。やり方も全く同じなので戸惑うことなく手続きを完了しました。事前清算済みだから手続きもあっという間です。
 二階の乗船待合室に行ってみました。大きなフェリーを何隻も捌くフェリーターミナルなので、待合室も巨大。
 目の前にこれから乗船する「きそ」、左の方には八戸行きのシルバーフェリー、シルバープリンセスが居ますね。20年前、まだ旅行初心者だったクマ兄さんとペンギン姉さんはあれに乗って八戸経由で富山に帰ったことがありました。
 苫小牧港のフェリーターミナルはキレイですね。空港の出発ロビーのような作りになっています。お土産屋さんもいっぱい。立喰い寿司のお店もありますね。お弁当買ってきちゃった。
 いったん車に戻ってペンギン姉さんとネコ娘は夕飯にします。相変わらずネコ娘は煮玉子を買ってきたようです。



乗船
 17:15、乗船のためペンギン姉さんとネコ娘は再びフェリーターミナルへ。来年はネコ娘が高校三年生だから北海道に来るのは無理だなぁ。次はいつ来れるかな。
 10分ほどまって乗船したそうです。冬といえども帰省客でいっぱいですね。これでも夏と違って満席にはなっていませんでした。空港の搭乗口のような乗船口からフェリーへ。
 ボーディングブリッジを歩いてターミナルからフェリーへ。飛行機みたいだ。
 ボーディングブリッジから駐車場を見ると、クマ兄さんが乗船するために動き出したところだったようです。ペンギン姉さんが写真を撮ってました。
 17:30、乗船。ロビーを通ってB寝台へ向かう。途中、2等和室もありましてパチリ。このくらい1人分の広さが確保されているなら、2等和室でもギリ耐えられそうな気がする。大昔、和歌山から東京へフェリーに乗ったことがありましたが、枕一つ分の幅しか無かった時には絶句したね。
 B寝台に到着。クマ兄さんが到着するまでにペンギン姉さんとネコ娘はベッドを決めていたようです。あと、フェリーターミナルでお土産のプリングルスを買ったんだって。
 こちらはリラックスワゴンの運転席にいるクマ兄さん。このことにボーディングブリッジから写真を撮られたみたいです。係員の誘導でフェリーへ。
 船首から船内へ。去年もこのフェリー「きそ」だったのでちょっと既視感あり。雪が降ってきてキラキラキレイ。そして秘密基地へ入っていくような感じ。そして、去年はヘッドライトを消してね、って言われたけど今年は言われませんでした。最近はヘッドライトが自動でONになる車が増えたからだろうか。
 前の車を追いかけて、上の階へ誘導される。船内は明るくてヘッドライトはOFFでも良いね。
 17:35、指定された場所に停車。パーキングブレーキは必須ですよ。船が揺れて動いてしまったら大惨事だからね。荷物を抱えて客室へ向かう。去年はどこに車を停めたか忘れそうだったので、今年は写真を撮っておく。これで車の位置もバッチリ。



船室
 ここがクマ兄さんのベッドになりました。荷物を奥に詰め込んでスマホの充電器もセットして、快適生活の準備完了。
 通路から見た感じ。クマ兄さんとペンギン姉さんのベッドが向かい合わせなので、間の台に着替えなどを置いておく。さて、ここでペンギン姉さんとネコ娘はお風呂へ。出港すると船が揺れてしまうので、今のうちに入浴してくるんだって。フェリーのときはいつもこのパターンだね。
 この間にクマ兄さんはトイレ。あぁ、この不思議な容器、気持ち悪くなったときに活躍するものだそうです。まだ、使ったことはありません。これだけ間口が広ければゲーってやりやすそうですね。



展望デッキ
 18:00、ペンギン姉さんとネコ娘がお風呂から戻ってきたので船内散策へ出発。出航前に展望デッキへ。すこし雪が積もっているので滑りやすいかな。フェリーやターミナルのライトでキラキラしてます。
 左はフェリーターミナル。ボーディングブリッジがあちこちに伸びてますね。右は大洗港行きの「さんふらわあ」かな。
 ファンネルマークを撮り、救命胴衣とフェリーターミナルも撮る。太平洋フェリーの本社は名古屋なので、救命胴衣にも名古屋って書いてますね。

 寒いので、このくらいで船内に撤収。



船内散策
 船内に戻ってすこしだけ散策してみます。まずはゲームセンター。ちゃんと全部稼働していました。割と営業停止しているフェリーも見かけるんだけど、この船のゲーセンはちゃんとやってます。あまりに暇な人がスロットなどやるんでしょう。

 右は自販機コーナー。こちらも普通の値段で販売してました。船の中だからぼったくり、ということは無いようです。まぁ、船内での料金が高ければ、皆さん乗船前に買ってきちゃうもんね。
 こちらは記念盾。普段は就航していない鹿児島港や東京港、小笠原の二見港などの盾が展示してありました。臨時便かチャーター便で小笠原に行ったのかな?
 エントランスホールは新日本海フェリーよりも豪華な気がしますね。三階まで吹き抜けです。
 左はスタンドコーナー。カレーライスやソフトクリームなどが食べられるそうです。もうすぐ営業開始。船内もいろいろ見て回るところがありますが、30分もあれば大体見終わっちゃいますね。
 19:00、苫小牧港を出発する様子を見ながら夕ご飯にします。ペンギン姉さんとネコ娘は乗船前に食事を済ませているので、クマ兄さん一人で食べてきました。会社支給スマホでメールを見ながら夕ご飯。去年は職場で労災が発生したっていう連絡があってドタバタしちゃったけど、今年は平穏でした。

 食後、お風呂に入って疲れを取り、早めに就寝。明日は富山まで走らなきゃいけないからね。北海道旅行の疲れをとるためにもたくさん寝よう。

 いつの間にか就寝。



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