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六日目 キラウエア


2018.12.31


 とうとうハワイ島観光最終日になってしまいました。今日はハワイ島南部を巡りたいと思います。南部と言ったらキラウエア火山ですねぇ、今回は大きなカメラも持ってきているので気合入れて写真撮るよ!



朝食
 6:00、起床。本日は最終日。ハワイ島の南端まで行ってみる予定。時間がかかる旅程なので早めに出発するのです。朝ご飯はアウトバック・ステーキハウスで食べきれなかったパンをドギーバッグに入れてもらってきたものと、シナモンロール。シナモンロールはめっちゃ甘い。
 三人とも目をショボショボさせながらパンを食べてました。



出発
 6:50、出発です。部屋の前で写真撮影するのも定番となりました。

 今日はロングドライブということもあり、水分などをたくさん持っていきます。途中で売店がほとんどないエリアもあるらしいので。
 車に乗り込む前にフロントガラスをきれいにしておく。レンタカーということもあり、フロントガラスは汚い。ウォッシャー液はちゃんと入っているみたいだけど、油膜がびっしりついてます。タオルで拭いたくらいでは取れなさそうだけど、やらないよりはマシか。
 あと、給油のタイミングも悩む。あと331マイルくらい走れるって出てるんだけど、今日は結構走るしなー。でも、ガソリンは空で返却しても良いっていうオプション付けたしなー。ちょっとだけ入れておくか・・・。

 と悩んでからホテルを出発。
 そしてやってきたのが昨日と同じガソリンスタンド。給油機に向かって一応カードを挿入。ちょっと待ってね、の表示の後エラー。やはり店内のレジで手続きが必要か。なんで日本のクレジットカードは使えないんだろう?

 店内に行くと、昨日とは違うオバハン。6ガロンだけ入れたいんだけど、って言ったら、すっごい不機嫌になりました。ワーワーワ〜とマシンガントークで話しかけられたので、"I can't understand."って言ったら、切れられた。再び、ワーワーワ〜って言われたんだけど、今度はカードでデポジットを先払い。後は好きなだけ入れろ!余った金額は返金する!ってことらしい。"I understand."って答えて、20ドル分を払う。

 はぁーーー怖かった。
 あんまりギリギリでも怖いので、6ガロン入れておきました。

 給油後、お店に戻って入れたよ〜って行ったら、オバハンのご機嫌が良くなってました。どうも、店内の商品の棚卸中に面倒くさいクマ兄さんが来て機嫌が悪かったようです。帰りは笑顔で送り出してくれました。

 ふぅ、怖かったぜ。



KTA Super Stores
 7:20、KTAスーパーストアにやってきました。今日はキラウエア方面に行きます。お昼ご飯を食べられるところが無さそうなので、お昼ご飯は持参しようかと。
 いろいろ悩んでサンドイッチを購入。あと、マラサダも売ってたので買ってみる。美味しいかな?冷蔵庫にはフレッシュなサラダやピクルスも売ってましたが(右)、買うのはやめておこう。美味しいかどうかわからないのに巨大すぎる。

 これで準備は完了。キラウエアに向けて出発!




セント・ベネディクト教会
 8:10、ペインテッド教会として有名なセント・ベネディクト教会に到着。ママラホア・ハイウェイから少し海側に降りた場所にあります。駐車場に車を停め、教会の入口に向かうと中にたくさんの人がいます。ミサを行っているみたい。
 教会の入口から中を覗く。ミサ中だからなぁ〜、ちょっと見せてっていうわけにはいかなそう。ここは、ベルギー人の司教が言葉が通じずに聖書を読めなかったハワイ市民の為に、中の壁に絵を描いたらしく、聖書の一説が分かりやすく描かれているんだって。見たかったけど諦めよう。外観もきれいだからそれで満足。



マカデミアナッツ農場
 ママラホア・ハイウェイを南下。ハワイ島の外周部を反時計回りに走ります。交通量も少なく、快調に走っていて気づいたのが、両サイドがマカデミアナッツの木。農場のようです。この周辺で大量のマカデミアナッツを栽培しているようだ。



オーシャンビュー
 ハワイ島南部に到達。オーシャンビューというエリアのようです。ハワイ島の最南端まであと10qほど。ハワイ島の最南端ということは、ハワイ諸島の最南端ということであり、つまりはアメリカ合衆国の最南端という場所なのです。
 周囲は溶岩ばかりで木々はまばら。ホットスポットに近く、火山によって島が作られる場所なので、まだ木々が生えてないんですね。生まれたばかりの大地ということです。
 パノラマで撮ってみたけど、右も左も溶岩地帯。
 溶岩地帯を抜けると草木が生える場所にでる。ちょっと時間が経つと種子が運ばれてきて、木々が生えるみたい。

 道路はカーブが少なめでとても走りやすい。ただ、きつめの坂がずっと続くので、エンジンが小さい車はしんどいかも。とうことは、アルティマへのアップグレードをごり押ししてきたおばちゃんに感謝しなきゃいけないかも。それぐらい坂が長いです。



マーク・トウェインのモンキーポッド
 9:20、ナアレフにあるマーク・トウェインのモンキーポッドにやってきました。

 ここはトム・ソーヤの冒険で有名なマーク・トウェインが1866年に滞在した場所だそうです。でも、この緑の建物が当時のものじゃないよねぇ。
 左の木がマーク・トウェインが植えたモンキーポッド。ここに滞在していたときに植えたんだって。1957年に嵐で倒れたものの、倒木の枝から再び成長したのがこの木なんだって。
 奥の林はマカデミアナッツの木でした。地面にたくさんマカダミアナッツが落ちていました。



海岸で休憩
 ナアレフの町を過ぎると海岸沿いを走ることになったので、景色が良さそうな場所で車を停めました。

 海岸沿いをパチリ。他にも何台か車が止まって記念撮影してます。溶岩大地のはずなんだけど、背の低い草木が茂ってました。



プナルウ黒砂海岸(Punaluu Black Sand Beach)
 9:45、プナルウ黒砂海岸に到着。ここをすこし散策するよ。15年前のハワイ島一周ツアーの時も立ち寄った場所。その時は亀がいたんだよな。今回もいるかな?
 駐車場から砂浜へ出てみる。砂が黒いね〜。この砂は溶岩が海水で急激に冷やされ、粉々に砕け散ったものらしいです。砕けなかった黒い溶岩もいっぱい転がってます。あと、左の写真のアングルでJALパックのパンフレットに使われている写真があるそうです。
 さて、ここでネコ娘が靴を脱ぎました!裸足で歩きたいんだって。この黒砂は割と痛い、らしい。しかし、黒い砂と緑のヤシの木のコントラストが素晴らしいね。
 ビーチを端まで歩いてみた。でも、亀は見当たらないなー。と思ったら、子供たちが海で何かを追いかけてます。よく見ると亀だね。しばらくすると見当たらなくなっちゃったんだけど、別の場所で亀発見(右)!岩と岩の間を泳いでました。15年ぶりに訪れたプナルウ黒砂海岸だけど、前回と同じように亀と遭遇できてラッキー。



キラウエア・ビジター・センター
 10:50、ようやくHAWAII VOLCANOES NATIONAL PARKに到着。ゲートでお金を払い公園内へ。
 まずはキラウエア・ビジター・センターに行ってみる。ハワイ火山国立公園のゲートを抜けてすぐのところにあります。駐車場もたくさんあるので、混雑はしていたけれどすぐに停められました。
 ビジターセンター内はそれほど広くないけれど、女神ペレの絵(左)があったり、キラウエアの植生を説明したパネルがあったり、そこそこ楽しめました。あと重要なのが、火山で通行止めになっているところが無いか、などのチェック。今日は特別な規制は無いようです。
 キラウエア・ビジター・センターの外には世界遺産の碑がありました。1987年に登録されたんだって。



スチーム・ベンツ
 キラウエア・ビジター・センターを出発し、まずは西へ車を走らせます。トーマス・ジャガー博物館を目指すんだけど、途中の見学スポットも寄っていきますよ。
 11:30、道路わきに駐車場があるので停車。スチーム・ベンツです。蒸気が噴出している場所ですね。蒸気は強くなったり弱くなったり。地中が熱いんだねぇ、と考える。

 と、いきなり穴の中に小銭が大量投入されました。はぁ!?と思って周囲を見ると、中国人?のオバハンが小銭を投げ入れた模様。確かに過去に投入された小銭もたくさん散らばっています。なんでこんなことするのかね?

 後から調べてみると、中国ではコインを投げて幸運を祈願するんだって。でもさぁ、こんなところに小銭を投げ入れて何を祈願するんかね?祈願するっているより幸運を金で買おうって感じ?少々びっくりしましたよ。



キラウエア展望台
 トーマス・ジャガー博物館の手前にキラウエア展望台というのがあったので、寄ってみました。ここに寄る人は少ないみたい。
 駐車場に車を停め、展望台に行くと大きな火口が見えました。ハレマウマウ火口です。とってもデカい。大きさは約770m×900mもあるそうです。そして、この場所の標高は約1250m。結構高いので気温も涼しく過ごしやすい。煙がモクモク出ているのは火山が生きていることの証拠だね。
 ハレマウマウ火口をズームでパチリ。すっごい急な崖になってます。その周りもカルデラになってますね。このカルデラとハレマウマウ火口の底の標高差は165mもあるそうです。なんだかスケール大きすぎ。
 この展望台からはマウナ・ケア山頂も見えました。山頂に設置されている天文台も見えてます。
 ネコ娘は自分のiPodで自撮り。ハレマウマウ火口に感動してくれたかな?
 家族みんなで記念撮影。このキラウエア展望台はトーマス・ジャガー博物館の手前にあるんだけど、多くの車はトーマス・ジャガー博物館に行っちゃうので、見学している人が少なくて快適。ハレマウマウ火口をじっくり見学するならここは良いね。



昼食
 キラウエア展望台の駐車場の脇にピクニックエリアがありました。東屋があって、テーブルとベンチもあります。ここで昼食にしよう。
 お昼ご飯は、KTAスーパーストアで買ってきたサンドイッチ。割引になってたんでお買い得でした。左上はネコ娘が買ってきたターキーサンド。右上はペンギン姉さんのシナモンロール。左はクマ兄さんのツナサンド。










 
 ツナサンドにはカイワレみたいなスプラウトも入っていて美味しい。あと、マラサダも買ってきてます。これもみんなで一個ずつ食べるよ。
 ネコ娘はお腹が空いていたのかな?ターキーサンドにかぶりつき。クマ兄さんはツナサンドと、ネコ娘から回ってきたセロリやニンジンを頬張る。
 マラサダって揚げパンのまわりに砂糖をまぶしたものらしい。もともとはポルトガルのお菓子なんだって。ポルトガル人がハワイに移民としてやってきたときに、ハワイ人が気に入りハワイの定番メニューになったらしい。なるほどね。

 我々がサンドイッチなどで昼食を食べているとき、隣のテーブルに外国人(我々から見て)のカップルがやってきました。お昼ご飯は・・・スーパーで売っているパンにお惣菜のハンバーグなどを挟んでハンバーガーにして食べてましたよ。やっぱり、この辺りは食事が取れる場所が少ないんだね。



THOMAS A. JAGGAR MUSEUM(トーマス・ジャガー博物館)
 12:15、トーマス・ジャガー博物館に到着。ここはハレマウマウ火口見学で有名な博物館ですね。まずは火口を見学してみよう。さっき見たとの同じだと思うけど。
 展望台までは博物館の脇を歩いて行くんだけど、この時点でものすごくよくハレマウマウ火口を見ることができます。
 ここからのハレマウマウ火口もなかなか良いね。煙が良く見える。双眼鏡も無料で使えるみたいで、ネコ娘が喜んでいました。

 さて、ここには夜もう一度来る予定。夜になると火を噴くハレマウマウ火口が見えるんだって。











 
 博物館内に入ってみる。いろんな展示物がありました。これはある科学者が火山の観察をしていて火山に巻き込まれ、大けがを負ったときの服。金槌が溶けてますよ。
 こちらは地震計。地震計のまわりで飛び跳ねるとちゃんと反応します。これは地震計としては機能してないな・・・。
 左:パーホエホエ、という溶岩。この言葉はハワイ語で、パホイホイ溶岩というのが学術的な言葉のようです。表面が滑らかな溶岩をさすらしい。
 右:アァ。パーホエホエとは逆で表面がごつごつした溶岩のこと。鉱滓状溶岩(こうさいじょうようがん)というらしい。ハワイは火山活動が活発で、いろいろな溶岩が見られることから、学術的な言葉にハワイ語が元になっているものもあるんだって。
 左:ペレの髪の毛(Pele's Hair)。溶岩が吹き飛ばされるとき、中のガラス質が空気中で細い針状に固まったもの。
 右:ペレの涙(Pele's Tears)。空気中で冷え固まった溶岩で、涙型をしています。表面はツルツルしてます。ペレの涙は、ペレの髪の毛にくっついて見つかることも多いんだって。
 パーホエホエ(左)とアァ(右)の写真。ハワイ島は火山の島なので、ときどき溶岩が町を飲み込んだ!って話が出るよね。今後もあるんだろうなー。
 ここにもペレの絵が飾ってあります。ペレって髪の毛が飛んできたリ、涙が飛んできたりするので女性なんだねー。
 トーマス・ジャガー博物館を出発する前に、もう一度ハレマウマウ火口と一緒に記念撮影。この火口ってすごいよね〜。



キラウエア・イキ・トレイル入口
 トーマス・ジャガー博物館を出発。キラウエア・カルデラはぐるっと一周できないので、一度キラウエア・ビジター・センター方面へ戻る。そして、南下。

 まずはキラウエア・イキ・トレイルの入口を見学してみます。ここからの景色が綺麗との情報があったので。
 トレイルを少しだけ歩いて行くと、木々の間からキラウエア・イキ火口が見えてきました。先ほどのハレマウマウ火口とは別の火口です。底は平らなんですねぇ。サッカー場とか野球場を作れそうな感じ。
 キラウエア・イキ火口は、この写真を撮っているところから奥までが約1,000m、横幅も600mくらいあるかな。Google mapを見ての概算だけど。すっごい広いです。底部にはトレイルがあって、人が歩いていますよ。
 このキラウエア・イキ火口は最後に噴火したのが1959年。いまは休息中だそうです。このときは溶岩噴泉が100m以上も吹き上がったそうです。調べてみると、この火口にはドロドロの溶岩が湖のように溜まったんだって。そして、1か月ほど経つと地中のマグマ溜まりに溶岩が戻っていったとか。それで、こんなにきれいな底部ができているらしい。
 崖っぷち(右)に立つと、あまりの高さに足が震えます。足元が崩れたら落ちちゃうからね。写真を撮ったらすぐに撤収。



Thuston lava Tube(サーストン溶岩トンネル)
 13:15、サーストン溶岩トンネルにやってきました。ここは観光ガイドブックにも載っているのでかなり有名スポットみたい。でも、15年前のハワイ島一周のときは訪れなかったなぁ・・・。
 駐車場に車を停め、標識に沿って歩いていく。日本人が参加しているツアーもいくつか来ていたので、ここでは日本語があふれていました。ガイドさん曰く、中国語は大きな声じゃないと発音できない単語があるから、みんな大きな声で話すとか?本当か?
 中国人のツアー客が居なくなり、続いて日本人のツアー客が居なくなってちょっと静かになったところで、溶岩トンネルへ向かいます。
 階段を下りていき、植物に覆われた大きな穴の中に入っていくとトンネルになってました。これが溶岩トンネルらしい。うーん、日本の各地にある防空壕みたい。
 これは、粘度の低い溶岩が流れると、空気によって冷やされた部分は固まるんだけど、その中の溶岩はどんどん流れて行って、溶岩の噴出・流出が終わると冷え固まった溶岩だけが残り、中の熱い溶岩は流れて無くなってしまい、最後にトンネルができる、ということのようです。きれいにトンネルができるんだね。ライトアップされているので歩くのは容易でしたが、結構寒い。上着を着た方がいいね。
 外に出ると暑い!そして周囲はジャングルというか森林。よく、こんな場所にある溶岩トンネルを見つけたもんだ。



プウ・プアイ展望台
 キラウエア・イキ火口の南側にあるプウ・プアイ展望台にやってきました。ここはキラウエア・イキ・トレイル入口の反対側になります。駐車場が整備されていて安心。駐車場の先にはこんもりとした砂山があるんだけど立ち入り禁止で下。この山が1959年に噴火したときにできた墳丘です。
 さて、ここからはキラウエア・イキ・トレイルが良く見えます。火口の底部をたくさんの人が歩いてますね。ここから底部までは122mほどあるらしい。今でも蒸気を噴出している場所があって、一周6.4q歩くそうです。やっぱり今日は無理だなぁ。

 さて、この先は、今回の旅行でわざわざレンタカーを借りて行ってみようと思ったチェーン・オブ・クレーターズ・ロードですよ。



Chain of Craters Road(チェーン・オブ・クレーターズ・ロード) 前半
 チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを走り出して5分、Lua Manu Craterに到着。直径が約100m、深さが38mの火口。200年前にできた噴火口です。あぁ、だから周りに木々がたくさん生えているんだね。1974年近くであった噴火では、ここに溶岩流が流れ込んだらしいんだけど、やっぱり三分の二の溶岩がマグマ溜まりに戻ったらしい。
 ハワイの溶岩は出たり入ったり自由自在だね。
 Lua Manu Craterを出発し、次のクレーターへ行く途中、溶岩流を突っ切る場所に出たので車を停めてパチリ。溶岩の上に木がたくましく成長してます。
 14:00、Pauahi Craterに到着。チェーン・オブ・クレーターズ・ロードのスタートから5.3km。

 駐車場から歩いていく途中の溶岩が、マウナケア山ツアーのときに見たように、ドーム状になってました。結構、この形を作るんだね。ということは、溶岩の上を歩くときは陥没に注意しなきゃいけないってことかな?1分ほど歩くとクレーターが見えてきました。
 このPauahi Craterは結構大きくて、長さが600mくらい、深さも90mくらいあります。1973年に噴火したもの。おぉ、クマ兄さんより2歳年上か!最後の噴火は1979年。40年経つと木々が結構生えるんだね。
 14:10、Mauna Uluにやってきました。

 車に数分乗って、降りて歩いて・・・また車に乗って・・・を繰り返すので、結構疲れる。そして、全然先に進まない。時間大丈夫か?

 と思いながらもマウナ・ウル・トレイル入口まで行ってみます。ここは1969年から1974年に噴火したマウナ・ウルの溶岩流。ここからトレイルを歩いて行くとプウ・フルフル噴石丘まで行けるらしいんだけど、今日は行けない。
 溶岩を見ると最初はパーホエホエなんだけど、途中からアァになってます。何回も噴火したのか?








 草津の鬼押出し園とか岩手の焼走り溶岩流みたいな感じだね。

 
 さて、本当に時間が読めなくなってきたので、Mau Loa o Mauna Uluは飛ばしちゃおう。どんどん進むよ。



Chain of Craters Road(チェーン・オブ・クレーターズ・ロード) 後半
 しばらく進むと木々が無くなり、岩石ばかりのエリアに来ました。

 14:30、Kealakomo Overlook(ケアラコモ展望台)付近にやってきました。展望台はどこー?ですが、路肩に車を停めて歩いている人がたくさんいるので、車を降りてみます。

 ここは溶岩を貫いて道路を作ったんだね。というより、見渡す限り溶岩。
 海まで5q以上あるんじゃなかろうか。そんな斜面を溶岩がずーっと続いています。ここはすごい!

 所々に木々があるんだけど、それを溶岩がかき分けて海まで流れて行ってます。島なのに・・・壮大過ぎる!レンタカーを借りて来て良かった!これが見たかったんだよね〜。
 調子に乗ってパノラマ撮影もしてみる。すごい、360度(写真は180度だけど)溶岩です。これが流れる様子はすごいんだろうなー。

 しばらくこの壮大な風景を堪能して出発!
 溶岩を削り取って道路を作ってます。さすがに、登って下りてはしんどいか。アメリカの道路って削ったり、登ったり降りたりは頻繁だけど、トンネルはほとんど無いねー。
 と、すぐにKealakomo Overlook(ケアラコモ展望台)がありました。なーんだ、ここかぁ。

 ペンギン姉さんとネコ娘に行くよって言ったら、もう満足したから一人で行ってきて・・・、だってさ。こちらは展望台の周辺にわずかだけど草木が生えてます。溶岩が流れたのが比較的古いのかな。
 ちなみにここからの風景もすごいです。ちょっと突き出た丘のようなところに展望台が作ってあるので、さらに遠くまで見渡せました。でも、さっきの道沿いから見た風景と変わらないと言えば、変わらないか。

 ペンギン姉さんもネコ娘も車で待機中なので早々に出発。
 チェーン・オブ・クレーターズ・ロードは想像以上に標高差が大きいので、大きくカーブを描きながらどんどん下り坂を下っていく。見渡す限り溶岩地帯。
 下り坂の途中で車を停める。岩石が転がってこないだろうな!?というようなところだけど大丈夫か?
 どこまで行っても同じ風景ですな。黒光りする溶岩と青い空、青い海。また火山が噴火したら風景が変わるんだろうねー。
 さらに進んで、かなり標高の低いところでもう一度車を停める。なんだか月とか火星みたいな風景。行ったことないけど。ここは溶岩が噴出して大地を作るホットスポットになるので、地球で一番新しい大地なんだなぁ。
 しかし・・・大地が新しすぎて木々もちょっと。水も近くの海水だけ。ここで動物が生きていくのは大変そうです。いつ、溶岩が流れてくるかわからないし。



Pu'u Loa Petroglyphs(プウ・ロア・ペトログリフ)
 チェーン・オブ・クレーターズ・ロードのスタートから26.2km、道路わきに車がたくさん停まっている場所に到着。ここがプウ・ロア・ペトログリフのようです。

 さて、車を停めて・・・と思ったんだけど、観光客が多すぎて車が停められない。うーん、どうしよう。ちょっとみんなが停めているところから10mくらい離れたところに、少しだけ停められそうな場所があるのでそこへ・・・。

 あまり他の車から離れると、車上荒らしとかやだなぁ・・・と思いつつ出発。5分ほど歩いて、車大丈夫かな?と思って振り返ると、おっさんが車の中を覗いてる!ん!あれはなんだ!

 あ!お巡りさん!もしかして駐禁の切符切ろうとしてる!?まずい!

 ということで、ダッシュでトレイルを戻る。全力で走る!お巡りさんらしき人がリアガラスにシールみたいなの貼ってる!ピーンチ!急げ、クマ兄さん!こういう時の為に普段ランニングしてるんだろ!っと自分に喝を入れながら走る!

 車に到着すると、ここはダメだよ〜、白線をタイヤが踏んでるじゃないか、って怒られた。えぇ〜、とりあえずSorryとか言ってみるけど、あまり効果なし。最後にJust five minute!って言ったら、お?表情が変ったぞ!車を動かせるか?って聞いてきた。Yes!って答えると、シールを剥がしてくれるじゃん。おぉ!!!さんきゅう!!
 すぐに車に乗り込み、空いたスペースに車を動かす。そして、お巡りさんらしき人を見ると、グー!!!ってやってる!いやー、助かった!

 ちなみにこのお巡りさんらしき人、国立公園のレンジャー隊員でした。すげー疲れた。そして、白線を踏んだ状態で駐車したら駐禁切られるんだ、勉強になった。


 という、アクシデントがありましたが、ペンギン姉さんとネコ娘は後ろを振り返ること無く、歩いて行ってしまったため、クマ兄さんは再びトレイルを一人で歩くのでした。
 15分後、ペンギン姉さんとネコ娘に追いついた。二人はクマ兄さんがいないことに気付いていたようだけど、まぁそのうち追いついてくるだろうってことで、あまり気にしていなかった様子。そうですね、さっきの出来事は後からゆっくり説明すればいいですかね。

 とりあえずごつごつしたアァの溶岩を歩く。
 20分ほどトレイルを歩くと説明板がでてきました。溶岩もパーホエホエになって歩きやすい。もうすぐペトログリフがあるようです。そして、この絵を見る限り、古代ハワイアンはここで生活していたってことらしい。食べ物あるのか?
 だって、こんな場所だよ?まず動物はほとんどいない。植物だってあんまりないし、水が無いよね。
 ホントにこんなところで生活してたの?と思っていたらペトログリフがありました。意味は分からないけどね、

 そして、キングス・ショップの横にあったペトログリフよりも貴重なものなのか、遊歩道が整備され、ペトログリフの上を歩いて傷つけないようにされていました。
 左は人だな。右は何か書いてあるように思えるけど、なんだかわからん。
 遊歩道の上を歩きながら岩を見て回ると、人型のペトログリフがたくさん描かれた岩がありました(右)。家族の説明をしているのかな? 
 このあたりはパーホエホエの溶岩の上にたくさん絵が書かれています。あと、丸い穴もたくさん。この穴は意味があるのかな?ちなみにこの周辺では23,000以上のペトログリフが見つかっているそうです。
 しかし、まぁ、だれがこんなところにあるペトログリフを見つけたんでしょうね。火山が噴火して溶岩が流れてきたら無くなっちゃうし、ここに溶岩が流れてこなくても、周囲に流れたらここに来ることできなくなるし。探検家?
 10分ほどペトログリフを観察し帰路につく。パーホエホエのの上はやはり歩きやすい。そして、車はレンジャーお墨付きの場所に停めたので駐禁の切符を切られることは絶対にない。すごく軽やかな気持ちでトレイルを歩く。ペンギン姉さんとネコ娘は疲れてダラダラ歩いていたけどね。



Holei Sea Arch(ホーレイ・シー・アーチ)
 16:15、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの終点にやってきました。ここは駐車場がないので路駐のようです。さっきレンジャーに教えてもらったように、白線を踏まないように車を停める。よく見ると、みんなちゃんと白線の外側に車を停めてるね。
 ここの見どころは岸壁から海に突き出たアーチ状の岩。ホーレイ・シー・アーチと呼ばれています。高さ約27mもあるアーチ。溶岩でできてるんですね。そのうち侵食によって壊れてしまうそうです。
 ここはチェーン・オブ・クレーターズ・ロードの終点。ここから先は歩いて行かなければなりません。16km先にまで行くと熱々の溶岩が見られるそうです。が、水を3L、スポーツ靴、懐中電灯、食べ物を持っていけ、としつこく書かれています。5時間くらいのハイキングになるんだって。まぁ、行ってみたいけど今回は無理ですな。
 振り返るとこんな感じ。最果て感がありますな。大地が生まれる場所に一番近いのがここなのかな。



最果てでアイス
 さて、ここには売店があります。公衆トイレもあります。ここまで来たらアイスを食べよう!ってことで売店に行ったら・・・1個6ドルだって。約700円。たけ〜!
 でも、アイスと水を買っちゃった。せっかくこんな遠くまで来たんだから・・・ということで。8種類のアイスがあるようだけど、売り切れも出てて、Pineapple味とWhite Pineapple味の二つ購入。三人できれいに食べまくりました。



 さて、それではチェーン・オブ・クレーターズ・ロード観光もこれにて終了です。この後はトーマス・ジャガー博物館に戻ってハレマウマウ火口の火映現象を見に行きますよ。

 16:45、車に乗ってきた道を戻るよ。



ハレマウマウ火口で火映観察
 17:30ごろ、トーマス・ジャガー博物館に到着。まだちょっと明るいけど、場所取りもかねてクマ兄さんだけ展望台へ。夕方になると気温が急激に下がってくるので、ペンギン姉さんとネコ娘は車で待機。程よく暗くなったら上着を来て合流することに。

 17:45、クマ兄さん一人で展望台に行くと、すでに人だかり。ちょっと出遅れたか?とも思ったけれど、何とか場所を確保し、三脚を立て、カメラをセットし、レリーズを取り付けて夜景撮影の準備完了。
 試しに撮影してみると、キラウエアカルデラの中にあるハレマウマウ火口が少し明るくなってました。
 18:00、周囲が暗くなってくるとハレマウマウ火口の火が良く見えるようになってきました。
 18:10、だいぶハレマウマウ火口が赤くなってきました。周りが暗くなると火口の下にある溶岩の火が見えるようになってきます。
 なんだかすごいことになってきました。あそこから溶岩噴出さないでしょうね?
 赤いっすね。火口が赤く浮かび上がってきました。そして、寒い!標高1,000mを超える場所にあるので、陽が落ちると気温もグッと下がります。長袖の防寒着が必要。
 周囲が暗くなってきたので露光時間を長くしてきました。そしたら、上空の雲に赤い光が映ってます。このハレマウマウ火口の底には溶岩湖があって、溶岩がタプタプしているらしい。見てみたい、かな?
 18:40、だいぶ暗くなりましたね。ハレマウマウ火口の光でキラウエアカルデラだけが浮かび上がってきました。わざわざ三脚建てて、レリーズでシャッター切れる準備してきて良かった。ISO3200まで上げたんだけど、露出時間は8秒。手持ちじゃ無理だわ。周囲は観光客でごった返しているけど、手持ちでうまく撮れない人がほとんど。三脚立てて、タイマーで手振れを抑えている人は10人くらいいました。三脚もレリーズも安いものだけど、持っているのと持っていないのでは雲泥の差。わざわざ持ってきて良かった!



 19:00、そろそろコナに戻ろうと思います。少し雨も降ってきたしね。

 カイルア・コナへはハワイ島をぐるっと回るハワイ・ベルト・ロードで帰ります。来た道を帰るだけだけど。ハワイ島南部の辺りは道路に街灯が無く、交通量も少ないのでとても暗い。安全運転していたらすぐに後続車に追いつかれちゃいます。みんな安全運転しようよ。雨も降ってきてフロントガラスの油膜もギラギラ。とても見難い。途中で車を停めて、タオルでフロントガラスを拭いたけどあまり効果なし。困ったもんだ。



 21:30、なんとかカイルア・コナに戻ってきました。今日の夕飯はお弁当かな。とりあえず、KTA Super Storesに行ってみる。でも閉店。あれ〜、23時までやってるはずなんだけど、今日は大晦日だからダメか〜。

 こんな時に助かるのがWifiルーター。スマホが使えるので検索。すると、すぐ近くのショッピングセンターにお弁当屋さんがあるみたい。行ってみよう。



Sumo Deli
 KTA Super Storesから車で1分、Sumo Deliに到着。外見を見るとお弁当屋さんです。そして、ちゃんと営業してる。中を覗くといかついお兄さんが何人かいる。大丈夫だろうか?まぁ、ハワイだし大丈夫だろう!ということで入店。BENTO、SEAFOOD PLATE、BOWLなどがありますな。高いものでも10ドル程度。結構安そうです。あと、他のお客さんの品物を見たらボリュームありそう。
 お弁当を注文し、しばらくドキドキしながら待ち、無事受け取ってホテルへ戻る。お腹空いたな〜。



夕食
  左はネコ娘の弁当。牛肉の弁当だったか。右はクマ兄さんのチキン弁当。ペンギン姉さんのは写真撮るの忘れたっぽい。味は甘めのタレがかかっているけど美味しかった。ご飯はこっちのご飯だけどね。キムチがついているし、お店の雰囲気から韓国の方が経営しているお店っぽい。
 ハワイ最後の晩餐。ビール飲みながらお弁当食べて大晦日を過ごします。後は寝るだけ。



年越花火
 シャワーを浴び、荷物を片付けて、寝る準備。そろそろ年越だね、という頃になってパンパンパンという爆発音があちこちから聞こえてきました。いたるところで年越花火を上げています。山の中腹、海岸沿い、街中あちこちで。写真を上手に取れなかったけど、かなり多い。

 あぁ!コストコで売ってた大きな花火はこのためか!



 0:10、ハッピーニューイヤー!そしてお休み。



五日目 七日目
ハワイ島 に戻る




クマ兄さんの部屋 に戻る

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